36℃の言葉。あなたの体温を伝えてほしい。 2013年度 日本福祉大学
第11回 高校生福祉文化賞 エッセイコンテスト入賞作品集
学長メッセージ
審査員の評価と感想
入賞者発表
第1分野 人とのふれあい
第2分野 あなたにとって家族とは?
第3分野 わたしが暮らすまち
第4分野 社会のなかの「どうして?」
学校賞
 
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学長メッセージ

日本福祉大学学長
二木 立
 第11回になる今年は、例年以上に多くの生徒や学校から応募がありました。応募総数は9152点で、第5回に次ぐ2番目に多い数字です。応募していただいた高校生の皆さん、ご協力いただいた先生、保護者、および企画やプレ審査を担当された関係者の皆さまのお力添えに、心からお礼申し上げます。
 私は、今年から初めて審査委員に加わったのですが、最終審査に残った作品には力作が多く、点数の差を付けるのに苦労しました。例年通り、第1分野(人とのふれあい)と第2分野(あなたにとって家族とは?)が飛び抜けて応募数が多かったのですが、人・家族との豊かな、あるいはユニークなふれあいを描いたものが多く、日本の家族はまだまだ「捨てたものではない」と感じました。第3分野(わたしが暮らすまち)では、自分たちの暮らすまちに対する強い思いや「絆」を感じることができました。第4分野(社会の中の「どうして?」)の応募作品は少なかったのですが、広く社会に目を向けた力作が多く、これからの日本・世界を担う高校生に大いに期待が持てました。
 日本福祉大学は今年、創立60周年を迎えました。これを機会に、今後の大学の在り方・発展方向の検討を行い、大学全体のコンセプトを「地域に根ざし、世界を目ざす〈ふくしの総合大学〉」としました。来年度は、このコンセプトに沿って、新たに「世界」を視野に入れたテーマなども考えてみたいと思っています。
 高校生の皆さんが体験したことや感じたことをより深く洞察した作品を、多数応募されることを期待しています。ただし、先生の指導を受けながら、応募要項や文・文章の書き方の基本をしっかり守り、何度も推敲してください。
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