今の時代を若者がどう受け止めているのかを理解できる作品として、高く評価しました。借り物の意見ではなく、「自分の成長と共に、手にする本の厚みは増していく」や、「最後のページに辿りつく達成感は他では得られないものだ」という、実際に本を読んだ経験のある人でなければ書けないことが書かれている点に好感を持ちました。デジタル化の大きなうねりの中で、作者のような意見は現代社会の若者の間では少数派かもしれませんが、「頑張れ!」と作者を応援したくなる作品です。
自分の意見のほかに、友達は「こう考えている」といった他人の意見も交えた構成にしたら、さらに良い作品になったと思います。