平成22年3月をもって文部科学省『教育GP』採択プログラムとしての活動は終了いたしました。3年間の成果をまとめた報告サイトを作成しましたので、是非ともご覧ください。なお、サービスラーニング活動については、引き続き、社会福祉学部の独自プログラムとして実施していきます。活動状況については、社会福祉学部ホームページで掲載していきますのでよろしくお願いたします。

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「第3回 サービスラーニングフォーラム」を開催

 11月3日、「第3回サービスラーニングフォーラム」が文化ホールで開催されました。
 ボランティア活動推進国際協議会事務局長のキャスリン・デニス氏を講師としてお招きし、「米国における若者のボランティア活動とサービスラーニング」について講演いただきました。今年度は、サービスラーニングクラス以外の学生も参加し、300名を越える大盛況のフォーラムとなりました。

 まず、キャスリン氏の講演の前に、昨年度サービスラーニング教職クラスの学生から活動報告が行われました。学生たちは、英語でプレゼンテーション資料を作成するなど意欲的に発表をおこないました。発表は、昨年の活動とともに、3年生になり資格取得の実習にどのようにつながっていったかなどを報告。この1年間での成長がキャスリン氏にきっと伝わったことでしょう。

 そして、サービスラーニング担当教員の村上先生による通訳で、キャスリン氏の講演が始まりました。まず、米国におけるボランティア事情を紹介されました。米国では若者の55%、大人の29%が何らかのボランティア活動に参加していること、両親の活動状況によって子どものボランティア参加率が大きく変わることが報告され、その上で、どのように若者をボランティア活動に導くかのアイデアが出されました。

 次に、サービスラーニングとはどのような活動なのかについて、サービスラーニングとボランティアの違いについての説明や、具体的に科目に結び付けていく事例などが紹介されました。
 最後に「もう一つの春休み」として、春休みを使った社会活動のプログラムの実例が紹介されました。このプログラムにより、チームワークによって物事を成し遂げる経験を積むとともに、将来社会に出て働くときの良い経験になるはずだと、会場の学生たちに語り掛けました。
 学生たちはキャスリン氏の講演中、熱心に耳を傾け、一生懸命にペンを走らせていました。