平成22年3月をもって文部科学省『教育GP』採択プログラムとしての活動は終了いたしました。3年間の成果をまとめた報告サイトを作成しましたので、是非ともご覧ください。なお、サービスラーニング活動については、引き続き、社会福祉学部の独自プログラムとして実施していきます。活動状況については、社会福祉学部ホームページで掲載していきますのでよろしくお願いたします。

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サービスラーニング活動のふりかえり会を実施

 活動先NPOの担当者にお越しいただき、夏に実施したサービスラーニング活動のふりかえり会を実施しました。ふりかえり会は、トライアングルリフレクション(学生、活動先NPO、教員3者によるふりかえり)と、活動先NPOと教員による2者でのふりかえりの2部構成で行われました。

 学生は、夏の活動後の授業で、学生自身による自己評価 ⇒ 活動をともにしたグループでの評価 ⇒ クラス内での相互評価とふりかえりを行ってきました。今回のトライアングルリフレクションでは、立場の違う活動先NPOと教員に評価や意見をいただき、より発展的なふりかえりを行うことを目的としていました。

 まず、学生たちは、活動先グループごとに現段階でのふりかえり状況を報告しました。その報告を受けて、活動先ごとに分かれてふりかえりを行い、活動先担当者の方々からは、厳しくも温かい貴重なご意見やご感想、アドバイスをいただきました。今回のふりかえりを活かし、12月18日に行われる「活動報告会」に向けてより一層学びを深め、学習のまとめにつなげていきます。

 後半の活動先担当者と教員の2者によるふりかえりは、原田先生をコーディネーターとして、シンポジウム形式で進行。シンポジストとして、「ふれあいネットワーク美浜」猪口代表、「ゆめじろう」出口理事長、「あんだんて」山本代表にご登場いただきました。 猪口さんからは「行政に頼らずにNPOを立ち上げた経緯や学生たちの特技を生かした活動の様子」が、出口さんからは「学生を受け入れるには、教育の一端を担うという覚悟が必要だと感じた」ことが、山本さんからは「学生たちをどう評価したらよいか」といった意見や感想、課題が出されました。
 教員からは、「サービスラーニングは一人の学生を評価するのではなく、たくさんの情報を集めて、これからどういう点に注意すればいいか、全体として見ていこうというもの」「地域のNPOの皆さんと語り合いながら、より学びを深めていきたい」などの意見が出されました。
 この後、教員の担当クラスごとに分かれ、活動先の担当者と教員のざっくばらんな情報交換が行われました。学生を受け入れる上での戸惑いや大学・学生への注文など、厳しい声も聞かれましたが、それだけに活動先NPOの方々の真剣さが伝わってくる内容でもありました。
 最後に、自身も今回の活動先NPOの理事である松下先生が、活動先と大学の間で「これからも互いに育ち合う、気づき合う関係を持ち続けていきたい。ご協力をお願いします」と締めくくり閉会となりました。