平成22年3月をもって文部科学省『教育GP』採択プログラムとしての活動は終了いたしました。3年間の成果をまとめた報告サイトを作成しましたので、是非ともご覧ください。なお、サービスラーニング活動については、引き続き、社会福祉学部の独自プログラムとして実施していきます。活動状況については、社会福祉学部ホームページで掲載していきますのでよろしくお願いたします。

過去の更新情報はコチラNPO協働型サービスラーニングクラスの風景

第13回サービスラーニングクラス 7月8日(水)3限(13:15〜14:45)

「サービスラーニングクラス合同講義 〜活動先のミッションからNPO法人の地域での役割について学ぶ〜」

 前期最後のサービスラーニングクラス合同講義を行いました。この日は、NPOの代表をされているお2人の方にゲスト講師としてお越しいただき、NPOを立ち上げる動機や地域の課題、それぞれのNPO法人の地域での役割などをお話していただきました。
 学生は、「活動先のミッションからNPO法人の地域での役割について学ぶ」をテーマに、本日の講義を受講しました

◆NPO法人 東海市在宅介護家事援助の会ふれ愛(東海市)

 代表:佐々木幸雄氏 

「ふれ愛」は知多半島で最初に知多半島で最初に住民互助型在宅サービス団体を設立した団体です。佐々木さん自身がこれまでどのような人生を歩まれてきたのか、そしてその歩のプロセスのなかでどうやって「ふれ愛」が立ち上がり、今の事業形態につながってきたのかをお話くださいました。

◆NPO法人 絆(知多郡東浦町)

 代表:山ア紀恵子氏

平成6年に知多半島で4つ目の団体として立ち上がった経緯や、活動しながら東浦の町には制度のハザマのニーズや多様なニーズにどう応えていくかという課題があることが見えてきたこと、これからの「絆」の役割のひとつに、誰にとっても住みやすい町づくりを目指しその人らしく生きていくことを応援することがあることなどをお話ししてくださいました。

お二人には遠いところお越しいただき、本当にありがとうございました。

◆学生のリフレクション

 お二人のお話をお聴きして、学生たちはどのようなことを考え、学んだのでしょうか。

≪学んだこと≫

 今回の授業で、東海市在宅介護家事援助の会「ふれ愛」では地域福祉でのたすけ合い活動を中心として行動することが大切だと分かりました。1人では出来ないことも、地域の人達のたすけ合いの思いで可能になることが多いと考えさせられました。NPO法人絆では、地域たすけあいセンターの家具などはほとんど買ったことがないと初めて聞いて驚いたが、たすけあえることが財産と言えることが何よりも宝物であると思いました。土足で入れることやトイレの向きを変えることなど心のバリアフリーが大切だと学んだ。

≪これからの方向性≫

 年をとっても、病気になっても、困難な状態であっても、誰もがその町でこれから先もずっと住み続けたいと思える環境作りが必要であると思う。そして同じ地域の仲間として困った時はお互い様と思える関係になることが安心して過ごせる毎日につながっていくのではないかと思ったので自分の地域をこれからも大切にしていきたい。

(I.Y)

≪学んだこと≫

 今日は、NPO法人「ふれ愛」と「絆」の理事長の方から話を聞いた。2つのNPOの設立理由は共通して、困った人に何かしてあげたいという想いがあるのを知り、今回のサービスラーニングの社会活動でそういった想いを感じていきたいと思った。

 特に印象に残った「絆」では、施設の中の物や様々な面で、色んな方の支えがあって、地域でできている、あたたかい場所だと思った。私の活動先もそのようなところなので、地域で支えられているNPOの本当の存在意義について学んでいきたいと思った。

(K.A)

≪学んだこと≫

 佐々木さんの話では、奥さんが病気になり、仕事、子育て、看病をしていく中で、地域での助け合いの必要性を感じ、自ら勉強を始め、助け合いの先端をいく、そこがすごいなと思いました。また、佐々木さんと山アさんに共通したことですが、自らがしたいと望むこと、そして行動にうつすこと年齢は関係ないなと思いました。お二人とも自分はこのような貢献がしたいという意欲がしっかりあるからこそ、立派なNPOが立ち上げられたのかなと思います。

(I.M)