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お知らせ

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福祉社会入門特別講義
「時を越えて、場所を越えて、人をつなぐ、心を繋ぐ」
オリィ研究所 所長 吉藤健太朗氏

2016年06月27日 NEWS

存在感…「そこに一緒にいる」という価値を求めて

 6月7日、第5回福祉社会入門の授業では、東京よりオリィ研究所所長の吉藤健太朗さんをお招きしての特別講義をおこないました。
 幼いころ、身体が弱く、不登校が続く中、2週間天井を見続けて生活をしたという吉藤さん、久しぶりに自分を訪ねてくれた友達にどう語りかけていいのか、笑いかけていいのか、日本人なら忘れるはずのない日本語が出てこなかったという体験をしたと言います。その後、自分の得意分野を生かしてものづくり、人工知能の研究に没頭されるのですが、「本当の癒しは人と人の間にしかないのではないか。本当に人の役に立つことをやりたい!」と考え、現在の研究所を立ち上げ、OriHime(分身ロボット)の研究に取り組まれます。

オリィ研究所所長の吉藤健太朗さん

OriHime(分身ロボット)

 OriHime(分身ロボット)のコンセプトは「ロボットと人ではなく、人と人をつなぐロボット」。カメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、家や会社など行きたいところに置き、インターネットを通して操作できます。

吉藤健太朗さんのプレゼンに生徒は興味津々です。

 人間の根源的な要求とは何だろう…「そこに自分が存在し、人のために役立ちたい、必要とされたい」ということなのでは…。いまでは、このOriHimeを活用して、健常者はもちろん、何人もの障害をもった方たちがプロジェクトに参加されています。本日の講義にも山形から研究所の一員の番田さんが参加され、生徒たちに思いを届けてくださいました。

研究所のプロジェクトを説明

生徒からも質問が出ます

講義終了後、たくさんの生徒が質問に

 「常に考え続ける」「自分がいいと思ったことは貫け!」「明日生きるために、今日、何もしないのではなく、今日を充実させるために、自分で選択しつづけて生きる」生徒たちの心に大きなインパクトを残してくださいました。吉藤さん、ありがとうございます。今後、益々活躍されますこと、期待しております。

吉藤さんと一緒に

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