卒業生メッセージ
愛知県立大学 日本文化学部 竹内琳香さん
文理コース(文) 2024年度卒業
自分の力を信じて前へ進み
高い壁を乗り越えられました

文学への想いとともに、国公立への挑戦を選んだ
国語が好きで、文学部で学びたいという強い思いがありました。ただ、愛知県内には文学部のある大学が限られており、県外の大学の情報を集めるなど、志望校の選定にはとても苦労しました。家族や先生と相談したところ、国公立大学の学校型推薦の枠があると知り、「今の実力では難しいかもしれない」と思いながらも挑戦を決意。愛知県立大学では、自分が学びたかった、研究的かつ多方向へ学びを広げていける多角的な講義が行われており、その点も魅力に感じて志望しました。
仲間と励まし合いながら、計画を立てて全力で
和太鼓部に所属していたため、受験勉強を本格的に始めたのは3年生の9月の体育祭を終えてから。ちょうどその時期は、国語・英語・小論文対策に加え、定期テストも重なり、毎日が時間との戦いでした。スマホのリマインダーでその日にやるべきタスクを可視化し、友人と「今日はこれをやる」と宣言し合いながら、自分を追い込みました。特に小論文は書くのが大変で先延ばしにしがちなので、締め切りを設けることで向き合うことができました。それでも何度も壁にぶつかり、時間内に書けない、内容がまとまらないと悩む日々。そんな私に寄り添い、丁寧にフィードバックをくれた先生の存在はとても大きな支えになりました。
最後は自分を信じる気持ちが力になる
推薦での受験には大きなプレッシャーもあります。先生も時間を割いて調査書を書き、小論文や面接の練習をしてくださったのに、「落ちたらどうしよう」とネガティブな気持ちになることも。そんなときは、応援してくれる家族や先生の思いに応えたいと気持ちを保ち、「受かってみせる」と自分を鼓舞して乗り越えました。不安を感じたときこそ、自分を一番信じること。その気持ちが高い壁を乗り越える力になります。試験当日、受験会場では緊張しましたが、「焦らず冷静に、練習通りにやろう」と意識したことで、自分のポテンシャルを十分に発揮できたと思っています。
※掲載原稿は、すべて大学在学時に取材したときのものです。