卒業生メッセージ
愛知教育大学 教育学部 稲石 由真さん
先生方の授業や指導が、
教員への道を拓いてくれた。
数学の授業に魅了され、教員をめざすように
数学の教員をめざすようになったのは、付属高校の君塚先生の授業に出会ったことがきっかけです。その数学の授業は、ひたすら練習問題を解くのではなく、小学校や中学校で習った公式が、「なぜ、そうなるのか」をわかりやすく教えてくれるものでした。とても知的な刺激を受ける内容で、数学って面白い！と思ったんです。生徒の「なぜ」にわかりやすく応えてくれる、そんな授業ができる教員に私もなりたいと、愛知教育大学を志望するようになりました。
親身な指導のおかげで、第一志望校に合格
受験勉強は大変でしたが、それを支えてくれたのは、文理コースの教育体制です。担任の岡部先生は生徒一人ひとりに絶えず声をかけ、応援し続けて下さいました。また、少人数の授業が多く、わかるまで根気強く教えて下さいました。あの親身な指導がなければ、第一志望の大学に合格することはできなかったと思います。
大学での幅広い学びが、教員としての土台に
大学では数学はもちろん多様な分野を学んでいますが、特に深く心に刻まれたのは、日本国憲法の講義です。夫婦別姓の判決が出た後は、授業で判例を読みました。これだけしっかりと判例を読んだのは初めてでしたが、本当にその法律を理解するならば、判例を知ることが大切だと実感しました。こうしてさまざまな知識を養い、視野を広げることが、教員という夢を支える土台をつくっていく、と感じています。
※掲載原稿は、すべて大学在学時に取材したときのものです。
