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進路紹介
Career

卒業生メッセージ

日本福祉大学 子ども発達学部 岩田 リィナさん

仲間と信頼の絆を結び、人として成長させてくれた
演劇部に誇りを持っています。

日本福祉大学 子ども発達学部 岩田 リィナさん

先の見通しを立てて行動できるように

高校時代の思い出は何と言っても、20数年ぶりに演劇部が県大会に出場したこと。「このメンバーで県大会に行きたい」と強く思わせてくれた仲間の存在も忘れられません。メンバーは「個性派」揃い。ぶつかることも多く、毎日が本当にドラマの連続でした。でも、部長として部員のことを丁寧に観察していると、それぞれがちゃんと考えていることが見えてきて、「どこで何を話したらいいか」と、先の見通しを立てて行動できるようになりました。そして、みんなの頑張りを評価して成長につなげることを大切にし、「マイナスをプラスに変える努力をしよう」と言えるまでになりました。

仲間のおかげでリーダーとして成長できた

演劇には必ずその人がいなければ場が進まない、その人なりの出番があります。それによって、一人ひとりがかけがえのない存在であることを部員みんなで共有できたとき、最高の舞台ができるんです。その日、じぶんが落ち込んでいても、体育館の舞台に立った瞬間にスイッチが入り、部長のじぶんに信頼を寄せて頼ってくれる仲間の姿が見えてきます。演劇部のメンバーは「頑張る仲間」でもあり「支えあう仲間」。「信頼」があって初めて成り立つのが演劇です。私を大きく成長させてくれた付属高校の演劇部に、今でも「誇り」を持っています。

「ふくし」をベースにした心理学に夢中

人間観察が好きだったので、日本福祉大学では臨床心理学を専攻。深く学ぶにつれ、じぶんが感じていたことに確信が持てるようになってきています。先日はゲスト講師から「性同一性障害」の体験談を聞き、「はっきり分ける必要がないもの、それが個性なんだ」と世界観が変わりました。個人の問題でなく、社会で支えていかなければならないとも考えるようになりました。ほかにも、少年院で生活している人たちの多くが「虐待」を経験しているなど、ひきつけられる内容の講義が充実しています。「ふくし」をベースにした日本福祉大学ならではの心理学を学ぶことができ、毎日が本当に楽しいです。

※掲載原稿は、すべて大学在学時に取材したときのものです。

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