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進路紹介
Career

卒業生メッセージ

日本福祉大学 子ども発達学部 桂川 沙希さん

どんなことにも挑戦する3年間で、
じぶんが好きになりました。

日本福祉大学 子ども発達学部 桂川 沙希さん

付属高校が今のじぶんをつくってくれた

中学校時代は何もしてきませんでした。学校が終わればすぐ家に帰り、毎日、楽しくありませんでした。でも、そんな私が付属高校に入学して、変わったんです。「中学時代のじぶんを変えたい。何でもやってやろう」と、1年の最初から学級議長団、学年議長団に立候補し、和太鼓部にも入部。「あれやってみよう」「これやってみよう」と、どんどん新しいことに挑戦して、じぶんが変わっていくのがわかりました。考えられないくらい人脈も増え、いろいろなタイプの知り合いができました。学年議長団をやっていなかったら、和太鼓部に入っていなかったら、今のじぶんもいなかったでしょう。

被災地の方々との心のつながり

和太鼓部では、東日本大震災の被災地、宮城県石巻を2度訪れました。1回目は1年生のとき。震災のあった年で、変わり果てた現地を見て、バスの中でみんな沈黙してしまいました。ただ、和太鼓の演奏を見て、震災後初めて涙を流してくれた避難所の女性から「こころのかたまりを溶かしてくれてありがとう」と言われ、「私たち、本当にスゴイことをやっているんじゃないか」って実感しました。2回目は3年生のとき。今度は演奏後「忘れないでいてくれてありがとう」と言われました。もちろん、忘れるわけありません。そんなことできません。離れた場所にいる被災者の方々と、こうやってつながりがあり、今でも「あのとき演奏したんです」と言えば、笑顔を浮かべてくださる。それが、とても幸せなことだと思っています。

充実した3年間が、本当の自信をくれた

じぶんが本当に成長したなぁと思ったのは、卒業式のとき。「終わりたくない」と、じぶんでもびっくりするほど泣けてきて、本当に充実した3年間だったんだ、と実感しました。今は大学で保育士を目指して勉強しています。みんなは「子どもが好き」と言いますが、私は「人が好き」。大人も子どもも大好きです。そして、いろいろな経験を重ねてきたからこそ、今は自信をもって言えます。「今のじぶんが、すごく好き」です。

※掲載原稿は、すべて大学在学時に取材したときのものです。

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