
図6 各被験者の筋放電量 (iEMG/sec) の変化 −10 回目を基準として−
個人や動作の種類で変動パターンや変動幅に違いがみられ、 一定の傾向は確認できない。
介助動作による腰痛症と関連の深い体幹の腹直筋は、 いずれの動作においても変動が大きく、 一方、 脊柱起立筋は
比較的安定していて、 変動幅が小さい。

図7 各被験者の筋放電量 (iEMG/sec) の変化 −最大筋力発揮時の値を基準として−
被験者 MI を除き、 全体的には 60%以下の放電量が多い。 車いす移乗動作では、
外側広筋および前脛骨筋の活動が亢進し、 脚への負担が大きくなること、 および脊柱起立筋が、 両動作で
高い割合を示し、 相対的に他の筋肉よりも活動レベルが高いことが示された。
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