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2) 体位変換動作時の姿勢変化 |
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図 8 に示すように, 体幹−大腿角度は, 前半が平均 62〜64 度, 後半が平均 80〜90 度であり, 各回で有意な差が認められた (p<0.05). 3 回分の平均差は, 21.6 度であった. 膝関節角度に関しては, 前半と後半の差はみられなく, 前半が平均 135〜141 度, 後半が平均 142〜145 度であった. これらのことから, 上半身引き上げ局面における姿勢変化は, 主に体幹の位置変化によるものであり, 今回の実験条件と同様な高さのベッドサイドでの体位変換動作では, 体幹が約 20 度の範囲で変動することが明らかとなった.
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![]() 図5 動作時の筋放電量 (iEMG/sec) の変化 |