研究報告

携帯電話対応型 e-learning の開発とコンテンツ流通システムの構築
研究代表者:後藤 順久
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オープンソースマインドな教材コンテンツ流通システムの構築
  e-learning は, SCORM・STIL・QTI など, 標準化が進められている. この研究は, 標準化されたコンテンツを共有, 配信するシステムを開発することにより, 大学間/教員間の情報共有を可能 にするものである. 教材コンテンツ流通システムを用いてコンテンツを流通させるには, まずコンテンツを提供, 利用するユーザを確保する必要がある. そのために, 教育関係者向けのコミュニティを作り, コンテンツ共有 サービス以外に, 上で開発を行った e-learning システムを利用した公開講座サービスや教育に関するフォーラム などを用意し, ユーザの確保を行う. 本提案はシステムの開発のみが研究対象ではなく, 開発を行ったシステム の運用までを研究対象としている.  

 


また, 本研究にて開発するシステムはオープンソースとし, 基本的には無償にて提供するが, 教育に関わる話題 などを話し合うコミュニティ (ソーシャルネットワーク) を用意し, システムをコミュニティメンバー向けに Web 上 にて利用可能なサービスとしても提供する.

実証試験の実施
  社会福祉士の国家試験を受験する学生に対し, 本システムに参加を促し, 過去問題を携帯電話に配布することによって, 本格稼動に向けての実証試験を行った. 35 名の参加があり, 利用は活発であった.

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Copyright(C):2006, The Research Institute of System Sciences, Nihon Fukushi University