2.2 客観評価

客観評価はパフォーマンス測定によった.被験者ごと,デバイスごとに,一定回数のクリック・ダブルクリック・ドラッグに必要な時間を計測し,この時間によってデバイスに対する評価とした.クリック・ダブルクリック・ドラッグを行わせるために簡単なゲームを作成した.時間の計測は,ゲームに組み込まれた測定プログラムが利用できる場合はこれを利用し,できない場合は験者がストップウォッチを使用して行った.ゲームの画面を図1 に示し,以下に内容の説明を加える.

(1)クリック:もぐらたたきゲーム.10 匹のもぐらが順次現れるので,現れたモグラの位置にポインターを移動しクリックする.

(2)ダブルクリック:風船わりゲーム.風船をダブルクリックすることにより割ることが出来る.10 個の風船が一度に表示されるので,順序は無関係にすべての風船を割る.

(3)ドラッグ:玉移動ゲーム.左側に並んでいるボールはドラッグすることで移動できる.10個の青いボールを右側にある四角の中にすべて移動する.

3 種のゲームはいずれも,Windows,Macintosh 両機種にて動作可能である.



     図1. 3 種類のゲーム

 
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