![]() |
![]() |
2.方法の共通項目
2.1 ポインティングデバイスとPC
ポインティングデバイスとしては,標準的なマウス3 種類,ノートパソコンに装備されているデバイス2 種類,障害者用に開発されたデバイス5 種類の計10 種類を用いた.以下にそれぞれの簡単な説明と今回使用したPC の機種を記す.なお,障害者実験で使用したのは以下の(6)‐ (10)の5 種類である. |
![]() ![]() ![]() |
クリックボタンを押し続けた状態を保持するドラッグボタンや,クリックボタン,ダブルクリックボタンがある.スティックをどの方向へ倒してもポインタは上下,または左右にしか移動しない設定も可能.またボタン類にはガードも付属している.今回使用したのはMacintosh ADB コネクタに対応したバージョン.Macintosh 7600 (Apple 社)にて使用. (7)障害者用トラックボール(以下,「P &G トラックボール」と記す):マウス操作をトラックボールとボタン操作でエミュレートするポインティングデバイス.ペニー&ギルズ社製.その他の機能はP &G ジョイスティックと同じ. (8)障害者用4 ボタンスイッチ(以下,「らくらく4 ボタン」と記す):らくらくマウス・4ボタン(ONE ・STEP 企画:DVPS20116).らくらくマウス3 機種(4 ボタン,8 ボタン,ジョイスティック)のうちの一つ.らくらくマウス・は,名称はマウスだが,装置は移動せずボタンスイッチやジョイスティックでカーソルを動かすマウス代替デバイス.障害者が障害者用に開発したデバイスである.ポインター移動のほか,クリック・ダブルクリック・ドラッグのボタンが別にある.またポインター移動の速さの調節も可能.ボタンの位置を変える等のオーダーメードもできる.4 点ボタンは,ポインターの上下左右への移動に対応しており,斜め方向に動かしたい場合は,隣り合う2 つのボタンを同時に押す.今回使用したのはIBM PC /AT clonePS2 コネクタ用.部品により組み立てたIBM PC /AT clone マシンにて使用. (9)障害者用8 ボタンスイッチ(以下,「らくらく8 ボタン」と記す):らくらくマウス・8ボタン(ONE ・STEP 企画:DVPS20117).8 つのボタンスイッチにより上下左右・斜めにポインターを移動させる.その他の機能は「らくらく4 ボタン」と同じ. (10)障害者用ジョイスティック2 (以下,「らくらくジョイスティック」と記す):らくらくマウスジョイスティック(ONE ・STEP 企画:DVPS 20118).ジョイスティックによりポインターを移動させる.その他の機能は「らくらく4 ボタン」と同じ. |
← BACK | NEXT → |