平成22年3月をもって文部科学省『教育GP』採択プログラムとしての活動は終了いたしました。3年間の成果をまとめた報告サイトを作成しましたので、是非ともご覧ください。なお、サービスラーニング活動については、引き続き、社会福祉学部の独自プログラムとして実施していきます。活動状況については、社会福祉学部ホームページで掲載していきますのでよろしくお願いたします。

過去の更新情報はコチラNPO協働型サービスラーニングクラスの風景

夏の活動レポート「特定非営利活動法人 あかり」

 『私たちの街に小さな<あかり>を灯しませんか?』を合言葉に歩んできたNPOあかり。常滑市でたすけあい事業(子育て支援・在宅たすけあい・ふれあい弁当など)介護保険事業(訪問介護・通所介護・居宅介護支援)や障害者福祉事業、地域交流事業(街かどサロン、講演・映画会、傾聴ボランティアなど)幅広く活動しています。

 学生たちは、デイサービスでの活動に参加させていただきました。通常のデイサービスのお手伝いをするなかで、自分たちで考えた企画も実施しました。

 取材の日は、学生の企画で「紙コップを使った風鈴づくり」を実施していました。9月に予定されている地域住民への感謝を込めたお祭り「あかり感謝まつり」で、地域の方々と一緒に風鈴づくりを行うことを目標に、利用者さんと一緒にお話をしながら実施していました。
 風鈴づくりは、「自分ができることならデイサービス利用者の方もできるだろう」と簡単に考え、一から作成作業をする計画をしていました。しかし、実際に作り始めると利用者さんができることに限界があり、なかなかうまくいきませんでした。活動を進める中で、利用者さんができることを考えて作業内容を決めることで、共同で作業を進めることができるようになりました。最初はうまくできなかった風鈴も、最後はきれいに完成し、利用者さんにも喜んでいただけたようです。

 また、この前日には、九州のお菓子「丸ボーロづくり」を、利用者さんと挑戦しました。これは、九州出身の学生が、名産品づくりを通して自分の地元を知ってもらいたいと考えたアイデア。あかりで実施する前に、一人暮らしの自宅で練習したかいがあり、柔らかく上手に出来上がりました。利用者の方やスタッフにも好評で、学生も肩の荷が下りたようでした。

 そして9月、いよいよ「あかり感謝まつり」です。この日が学生たちの活動最終日でした。あかり感謝まつりでは、風鈴づくりの体験コーナー、体験コーナー参加者に丸ボーロを振る舞ったり、アンケート調査を実施するなどしました。
 学生たちは、この活動を通して、地域の人が“困ったときはお互いさま”を実践するNPOを必要としていることを実感。同時に、相手の立場に立って工夫をしていくことや、自分たちから情報発信していくことの重要性を再認識しました。

その他の活動については、ニュースレターVOL8でも紹介しています。