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「CSV学習会(第2回):東海市の成り立ちから考える」を実施しました

日本福祉大学知多半島総合研究所
地域・産業部

 7月1日(水)午後6時から東海キャンパス・グローバルラウンジで、「CSV学習会(第2回)」を行いました。
 今回は、曲田先生(歴史・民俗部長/経済学部教授)による歴史的視点から見た東海市の成り立ち、というテーマで話題提供を頂き、引き続きフリーなディスカッションを行いました。
 始めに、上野町と横須賀町を取り上げ、上野町(荒尾及び名和)周辺ではトマトやフキの生産が盛んだったことや、名和は特に地域的に名古屋市南部(道徳・柴田・星崎等)との親和性が高いという特徴について説明頂きました。
 横須賀町は、かつて海苔の生産が活発で、半島内漁獲高が町村別で第四位だった時代もあったという事実。大田地区は、牡丹園や弥勒寺の人気によって観光地化し、その後、高度経済成長の中で臨海部が埋め立てられ、大企業が進出し、労働者も増え、発展した経過も、資料を使って説明して頂きました。
 戦後、こうした臨海工業地帯としての発展を機に、人口が増加し、東海市として合併。ただ、新住民と旧住民の調和が保たれているのか、という課題も抱えている。市内の繁華街として横須賀・富木島・太田川と分散している現状は「へそのない地域」と呼ばれ、新日鉄を中心とした企業城下町として、特に地元サービス業に与える影響の大きさも無視できない現状も報告されました。
 東海キャンパス開設を機に、各種外部団体との交流は今後も活発化していくと思いますが、こうした歴史的背景を知ることで、教職員も様々な業務に活かせる部分もあるのでは、という感想も出されました。
 引き続き、次回(第3回)は、9月頃を予定しています。詳細は改めてご案内いたします。お問い合わせは半田研究課(伊藤:内線9596)まで。