日本学術振興会
科学研究費補助金
基盤研究(A)

人口減少社会における持続可能な
社会福祉システムの開発
―委嘱型ボランティアを中心に-

 本研究は、少子高齢化・人口減少の同時進行という構造変動を背景に転換を迫られている社会福祉の供給のあり方を高齢者ケアに焦点を当てて検討し、持続可能な社会福祉供給システムを構築する方法を提示することを目的としている。

 今日の高齢者ケアシステムの持続可能性をめぐる課題の中心は人材確保にある。本研究では、人材の確保と効果的な配置の観点から、人口減少のさらなる進行が予測される日本で実現可能な高齢者ケアの供給方法を提示する。そのために、日本独自の制度として発展してきた委嘱型ボランティア(民生委員制度)に着目し、委嘱型ボランティアの行為の原理を解明するとともに、海外のボランティアとの比較を通して日本の委嘱型ボランティアの独自性を明らかにする。

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