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2021.12.14

【地域連携教育】社会福祉学部「総合演習」の報告会が開催されました

 2021年12月9日(木)、社会福祉学部「総合演習」18クラスでそれぞれ報告会が行われました。

これまで登壇した講師が参加して行われた村川ゼミ・佐藤ゼミ合同報告会の様子

 村川ゼミと佐藤ゼミでは、これまでゼミナールの中でゲスト講師として登壇してきた地域の方や先輩も参加をする中で行われました。8つのグループが、それぞれ関心を持ったテーマについて学習を深め、その成果を発表しました。例えば、「子ども食堂の地域性」をテーマにしたグループは、地域にあるNPOや自治体からの助成金の大小有無によって、子どもへの支援に地域性があることを指摘した上で、必要な人に必要な支援を届けるための方策を発表しました。また、「ボランティアのあり方」をテーマにしたグループは、障がい当事者がボランティア活動を行うことをゲスト講師から学び、学生と障がい者が協働できるボランティアのあり方について発表しました。

【村川ゼミ・佐藤ゼミ8グループの報告テーマ一覧】

  • ①地域と高齢者のつながり
  • ②防災~災害時の食について~
  • ③子ども食堂の地域性~必要な人に支援を届けるには~
  • ④半田市の SDGs について~半田市の魅力を探る旅~
  • ⑤地域を支える共同募金
  • ⑥半田市の観光とバリアフリー
  • ⑦ボランティアのあり方 ~障がいのある方とともに考える~
  • ⑧地域住民の幸せのために ~半田市を支えるサロン活動~

 学生らは、コロナの影響で社会調査が困難な中でも、サロンに関わる親にヒアリング調査をしたり、ゲスト講師で出会った方から直接話を伺ったり、それぞれのグループが“つながり”を活かして必要な情報を収集しているのが印象的でした。また、オンラインで互いのゼミをつないで行われた質疑応答では、「企画するだけでなく実際にやってみることが大事だと気付いた」など、互いの報告に対して感想を述べあうなど、ゼミの垣根を超えた学びあいが行われました。
  最後に、ゲスト講師として登壇し、学生の発表に協力してきた杉江さんは、「学生が一緒に活動してくれることで、もっといい街になっていく」と学生の報告に対して励ましの言葉を述べました。

【「ふくし・マイスター」養成について】

 日本福祉大学は、文部科学省平成26(2014)年度「地(知)の拠点大学整備事業」(以下、「COC事業」という)の採択を契機として、地域に関心をもち、地域課題を我が事として捉え、身をもって解決にあたる人財を輩出する「ふくし・マイスター」の養成プログラムを展開しています。
 その中で、すべての学部の1年次全員履修科目または必修科目において、「ふくしコミュニティプログラム」を実施しています。「ふくしコミュニティプログラム」では、5つの学習ステップで地域への関心を深め、調査や発表を通して、地域で学習するための方法を身につけます。

「ふくしコミュニティプログラム」の5つの学習ステップ

 社会福祉学部では、導入教育の「総合演習」において、ふくしコミュニティプログラムが展開されており、学ぶことの楽しさや主体的な学びのリテラシーを獲得することと合わせて「地域への関心を高める」ことを目指しています。地域志向科目を10科目かつ20単位以上修得し、毎年時「リフレクション」を行った学生は、卒業時に「ふくし・マイスター」修了証が授与されます。

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