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“学生の学びと成長を促すための教育・学習環境の設計と質保証の展開”をテーマに「全学FDフォーラム」を開催しました

 今年、本学が文部科学省の「大学教育再生加速プログラム」(AP)に採択されたことを契機に、卒業時における質保証の取組の強化を目的として、学生の成長を促し、学修成果を可視化する取組の知見を共有する機会として、12月26日(月)に「全学FDフォーラム」(全学FD事業)を開催しました。

 “学生の学びと成長を促すための教育・学習環境の設計と質保証の展開”をテーマに、京都大学 高等教育研究開発推進センターの山田剛史准教授にご講演いただき、参加した教職員は熱心に聞き入りました。

 山田准教授からは、教育、学習環境の設計・実践方策や、学習成果の測定・評価による学生の学びと成長促進について様々なご示唆をいただきました。
 正課教育だけでなく、準正課教育(就職セミナーや留学などの正課教育を円滑に進めるための大学が企画する教育)や正課外活動も含めて、社会で求められる能力を学生が身に付けられ、社会へのトランジション(移行)を支援する仕組みを構築し、それを大学の戦略に位置づけることで教育の質保証の実質化を図ること、ガバナンス改革においてPDCAの循環を構築することが重要だと説明されました。

 また、アセスメントやルーブリック、ポートフォリオなどによる多面的な評価により学生の成長を促すことの必要性について触れ、ポートフォリオは学生の支援のための仕組みとして、学生と教員との対話ツールと活用するべきであり、PDCAサイクルのCとは、“Communication”のCでもあると締めくくりました。
 この講演を通して、学生をいかにして成長させるか、山田准教授の学生を第一に考える姿勢を感じました。

 講演に続き、本学社会福祉学部 山田壮志郎准教授、子ども発達学部 吉原智恵子准教授から、各学部のディプロマポリシーとそれに基づく特色ある教育の取組について紹介を行いました。

 参加者にとっては、本学の課題を捉えることができ、学生の成長について、それぞれの立場で考える機会となりました。

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