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かわら美術館×ざっくばらんなカフェvol.53「いま求められている文化施設、居場所としての図書館」を開催しました

 10月28日(土)にかわら美術館にて、ざっくばらんなカフェvol.53「いま求められている文化施設、居場所としての図書館」が開催されました。知と情報の発信拠点として、私たちの文化的な生活を支える図書館。神奈川県鎌倉市から菊池隆さん(鎌倉市中央図書館館長)をお招きし、高浜市立図書館でチーフを務める加藤佐弥香さんと一緒に、本(資料)を貸し出すだけではなく、地域における図書館の新たな役割とは何か。をお話しいただきました。

 カフェではまず、菊池さんと加藤さんの対談により、鎌倉市中央図書館や高浜市立図書館の取組みやそれぞれが考える図書館のこれからのあり方の話があり、特に菊池さんからはご自身が経験されたツィッターでのことで、夏休みなどの長期休暇明けに自殺者が増えるといった傾向を踏まえ、『もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、 逃げ場所に図書館も思い出してね。』としたツィートへの反響の大きさ、そうした経験からくるSNSの難しさや情報発信の大切さといったこと。そして、図書館が子どもたちにとって第3の居場所となるためには、大人の見守る目が大切であるという話があり、本(資料)を貸し出すだけではない図書館の役割の大切や可能性について気付かされました。

 後半では、参加者同士による『私にとって図書館とは?』ということを話し合いました。図書館は「いろんなところに宝がある宝島」、「本から得る喜び、癒し、命をつなげる“命の泉” 」、「本と人、人と人をつなぐ場所」「図書館は先生である」といった参加者それぞれが考える図書館の姿がありました。

 図書館は「誰もが利用でき」「いつまで居たっていい」「冷暖房も管理されている」人々が集える良い場所です。菊池さんからは昔聴いた話の中のことで、「図書館の利用者からノーベル賞をとる人が出れば、それだけでもその図書館には意味がある」という言葉に感銘を受けたと言っておられました。

 高浜市の図書館が、ノーベル賞をとる子どもたちが育っていくような居心地の良く、知的好奇心を高める第3の居場所になるといいなと感じるカフェとなりました。

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