日本福祉大学 高浜市まちづくり研究センターが企画運営している「たかはま ざっくばらんなカフェ」は、年齢や職業等、様々な立場の人々がテーブルを囲み、「ざっくばらん」に話すことを楽しむカフェです。今回は、高浜市の伝統工芸の鬼瓦・鬼師をテーマにざっくばらんなカフェを開催しました。
前半はプレゼンターの山本さん(鬼師)より、写真を見せながら、鬼瓦が国内の社寺・仏閣や民家の屋根にとどまらず海外の建築物の屋根にも使用されていること、三州瓦を使った傘立てや表札などのインテリアが作られていること、鬼瓦業界が今まで外に向けて情報発信をしていなかったので、今日のような場所でPRしたり、配布した冊子を作ったりしていることが語られました。また、市全体で鬼瓦業界を盛り上げていくこと、市民にもっと知ってもらい誇りに思ってもらえるようにしていきたいとの熱く語られました。
後半のカフェタイムでは、かわらを焼き物のテーマだけでとらえるのではなく、建築やデザイン、インテリアなど幅広く考えるともっと売れるもの(たとえば家紋のコースターとか)を作れるのではとか、職人としての腕はあるが商売人としては力不足なので、企画をたてたりやコラボ(かわら美術館とうまいコラボ)したりする。宣伝の仕方を工夫する。瓦に興味を持ってもらう工夫や子どもたちに知ってもらう「かわらの本」があるといいといった様々なアイデアが出され、鬼師と参加者双方にとって有意義なカフェとなりました。
カフェ参加者の様子
カフェで出された内容を記録する進行役の吉村さん
プレゼンターの山本さん
建築を専攻する大学生も参加
カフェで出された鬼瓦にちなんだ地元の和菓子 鬼面瓦もなか