人口約46,000人の高浜市で唯一の高校、愛知県立高浜高等学校には普通科と福祉科があり、700人近い生徒が学んでいます。「タカコウ」の愛称で親しまれています。
2013年の締め括り、12月23日に開催された「第22回たかはま ざっくばらんなカフェ」(企画:日本福祉大学高浜市まちづくり研究センター)は、高浜高校生徒会執行部4人の生徒がプレゼンターを務めました。それぞれが今の想い、将来の夢などについて熱く語り、高浜中学から参加者も含め、中学生・高校生・大人たちがざっくばらんに対話するカフェになりました。
前半は、プレゼンター4名がそれぞれの「夢」「思い」を語りました。
生徒会長の後藤光平さんは、消防士になることが夢で、中学生の時はダメな生徒で先生の迷惑をかけていたという後悔があるので、勉強を頑張って目標を達成したいとの思いを語りました。前回参加時より堂々と自分の夢や思いを語り、生徒会長2年目の余裕を感じました。
会計の山下拓哉さんは、小さい頃から夢がなかったけれど、高校生になって工場で働きたいと思うようになったこと、日々の積み重ねが将来につながっていくので高校で学べることは全て学びたいという前向きな姿勢になったことを語りました。
高浜高校生徒会プレゼンター4名
副会長の深谷果梨さんは、第1希望の高校でなかったので勉強が中途半端になってしまったが、高浜高校に入って良い成績があげられるようになり、成績上位グループになり達成感を得られた。授業も部活も楽しい。高校卒業後、トヨタ系に就職して寿退社するのが夢。前回のざっくばらんなカフェでいろいろなことを教えられたので日常生活を大切にしていきたいと語り、この1年間の成長を感じました。
書記の城代晃弥さんは、中学3年生の時注意されたのがきっかけで勉強をし始めた、高浜高校は第2希望だったが今は入学出来て良かったと思っている。夢は声がカッコイイと言われたので声優として声で心を動かす仕事か、音で相手を動かしたり楽しませたりする音楽関係の仕事をしたいので、もっと勉強しないといけないと感じている、と前向きな思いが初々しく語りました。
プレゼンターのプレゼン内容は、高浜市まちづくり研究センター副センター長の吉村輝彦さんに記録されていきました。吉村さんは高浜高校という場が高校生に機会を提供していると第1部を締めくくり、後半のカフェタイムへとつなげました。
進行役の吉村輝彦副センター長
会場の様子
後半のカフェタイムでは、参加者が7つのテーブルに分かれました。それぞれのテーブルに高校生(プレゼンター)または中学生が入り、普段なかなか話をする機会のない学生と大人たちとがざっくばらんに語り合いました。
今回のカフェは、高校生プレゼンターが自ら会場の飾り付けをして、お菓子はプレゼンターの希望で高浜高校の購買で一番人気のチョコパン、飲み物はチョコパンにあうよう紅茶(ストレート、ミルク、レモン)を用意しました。
高浜高校 村松校長
チョコロール(パン)と紅茶
高校生の夢や思いに対して、大人からは応援やアドバイス、そして純粋な気持ちに大人の方がかえって刺激を受けたなどの感想、中学生からはいろいろな話が聞けてとても勉強になったとの感想が寄せられました。
高浜中学校生徒会の中学生
今回は、高浜中学校生徒会の中学生の参加が3名(高浜高校の生徒会長の後藤さんが直接高浜中学に足を運び参加を呼びかけてくれました)あり、中学生の視点も入った話が出来て、とても新鮮なざっくばらんなカフェになりました。