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高校生の声に耳を傾けよう
―「第15回たかはま ざっくばらんなカフェ」を開催しました

 人口約46,000人の高浜市で唯一の高校、愛知県立高浜高等学校には普通科と福祉科があり、700人近い生徒が学んでいます。「タカコウ」の愛称で親しまれ、映画「タカハマ物語」の制作にも元気な生徒たちが参加しています。
 2013年の幕開け、1月13日に開催された「第15回たかはま ざっくばらんなカフェ」(企画:日本福祉大学高浜市まちづくり研究センター)は、高浜高校生徒会執行部の6人の生徒がプレゼンターを務めました。それぞれが今、感じたり真剣に考えていること、将来の夢についても熱く語り、参加者が対話を通じて「たかはまの明日」に目を向けたカフェになりました。

それぞれがユニークでしっかりした意見を持った「タカコウ」の生徒たち

 会計の細川幸輝さんは、寝ても覚めてもサッカーに夢中の2年生。海外の超一流選手への憧れや、熱心に練習に取り組む様子を聞き、参加者も若さと元気をもらった気持ちになりました。同じく2年生で書記の佐々木優太さんもテニスが大好きで、スポーツを通じた健康づくりや、人と人のつながりを強める効果などにも関心があり、長くスポーツに親しんでいる市民との会話も弾んでいました。

プレゼンターからの問いかけに、フロアからはメッセージが送られ、対話が深まりました

 もう一人の書記で、鉄道が大好きな福山啓介さん(2年)は、政治への興味を強く持っています。国会中継などもよく見るという福山さんに、今回も参加していた吉岡初浩市長は「ぜひ、地元の身近な政治にも注目して、まちづくりについて一緒に考えましょう」と語りかけていました。副会長の杉浦竜祐さん(2年)は、ディズニーランドで働いてみたい、と話しました。教育にも関心があり、夢を大切にしながら成長したいという杉浦さんに、大人たちは謙虚な姿勢や失敗から学ぶ気持ちを持って、とエールを送っていました。

前半の進行はかわら美術館学芸員の今泉岳大さん(左)と
高浜市まちづくり研究センターの吉村輝彦副センター長(本学准教授)が務め、
時に「若者の先輩」として鋭く突っ込みながら、発言を引き出しました

 今回、ただ一人の女子高生だった1年生の深谷果梨さん(会計)は、数年間働いてから幸せな家庭を築く「良妻賢母」を目指したいと発表。そのユニークな内容に、参加者からは女性の働き方や結婚観などについて励ましのメッセージが多く寄せられました。そして、1年生ながら生徒会長を務める後藤光平さんは、消防士になりたいという夢をまっすぐに語りました。そのための体作りにも励んでいるという後藤さんの意志の強さは、頼もしそうな視線を集めました。
 それぞれのプレゼンターがテーブルに分かれた後半は、より細かなやり取りや、突っ込んだ意見交換が続けられました。面識のない高校生と大人が話をする機会はあまりなく、この日のざっくばらんなカフェは少し緊張気味にスタートしたものの、すぐに未来に向かって歩む高校生を応援しようという雰囲気に。参加した高浜高校の村松利之校長も、生徒たちのプレゼンテーションに誇らしげの様子でした。個性あふれる6人のタカコウ生の表情が、ひときわ輝いて見えました。

この日は「こがねやの大判焼き」と岩月製菓「瓦せんべい」が振る舞われました

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