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人を、まちを元気にするアートについて語ろう
-第8回「たかはま ざっくばらんなカフェ」が開催されました

高浜市まちづくり研究センターが企画する「たかはまざっくばらんなカフェ」は2年度目に入り、4月28日(土)に「ふくし・ART・まち ~くらしのなかのアートについて話しませんか~」と題した第8回目が開催されました。「アートでまちづくり」をテーマに開催した第5回目と同様、今回も高浜市やきものの里かわら美術館に会場を提供いただき、定員の60名を超える人が参加しました。

会場は、アートを語るにふさわしい新緑のかわら美術館でした

プレゼンターには、美術批評家でNPO法人「愛知アート・コレクティブ」の代表を務める鈴木敏春さんと、名古屋造形大学准教授で「やさしい美術プロジェクト」のディレクターなどを務める高橋伸行さんをお招きし、福祉・医療現場でのアートを用いた取り組みについてお話しいただきました。

プレゼンターを務めた鈴木敏春さん(左)と高橋伸行さん

「回想法アート」という手法を用いて福祉施設での高齢者や障がい者の芸術活動を実践している鈴木さん。非常勤講師として指導している名古屋造形大学の学生が入所者から聞き取った内容を絵画などで再現したり、本人が筆を手にしたりと方法は様々ですが「例えば伴侶に先立たれた、辛く悲しい思い出であっても、それを言葉や絵にして再現する過程で安らいだり、活気を取り戻すことができるのです」というお話が印象的でした。
高橋さんが取り組む「やさしい美術プロジェクト」では、学生が病院で患者に向き合い、交流から得たイメージを基に作品を制作しています。作品の寄贈という一時的なものではなく、時間をかけたコミュニケーションを医療スタッフや患者と積み重ねているところが特徴的で、医療スタッフに制作してもらうこともあるそうです。「学生にとっては、人の苦しみや痛みを正面で受け止める体験。病院にとっては、明るさや温かさが増す機会になっています」と語りました。

アートに関心のある人も加わり、定員を超える参加者に集まっていただきました

参加者からは「参加する学生の動機づけの過程に興味がある」「自分が勤めている施設でも取り組んでいて、もっと詳しく知りたい」「バリアフリー化の課題はたくさんあり、そこを解決するための議論もしたい」といった感想や意見が出されました。プレゼンテーションの後は、館内のレストラン「Omi」に移動して、お菓子とお茶をいただきながら、活発な意見交換が続けられました。

レストラン「Omi」も満席のにぎやかな意見交換になりました

第9回目のざっくばらんなカフェは「ざっくばらんなカフェのこれまで・これから」をテーマに準備を進めています。これまでの話題や意見を振り返りながら、もっともっと元気なカフェ、そして高浜のまちを作りあげていきませんか?

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