CODE 021 担当教員 柳    在相
テーマ 現代企業と経営戦略
(これからの企業経営,これからの戦略,これからの組織)
著書・論文
研究課題等
〔著書〕
・『経営戦略中核理論』,社会経済生産性本部,1998。
・『経営戦略実行・評価』,社会経済生産性本部,1998。
・『経営戦略・イノベーション』,社会経済
 生産性本部, 1998。
〔論文〕
・「ベンチャー企業の成長プロセスと戦略についての
 一考察」『新潟国際情報大学紀要』第2号,1999。
〔研究課題〕
・アジア企業の復活と日本製造業の復権
・ベンチャー企業の成長戦略と起業家精神

ゼミ概要
 現代の企業経営における最も重要な課題は,激しく変化する経営環境に適応し,企業の存続や成長を維持することであろう。従来のような,単に環境の変化にフィットするための(キャッチアップ)マネジメントだけでは,これからの厳しい競争環境下で生き残ることはできない。これからは創造的マネジメントを目指していかなければならないのである。
 本ゼミでは,これからの企業経営について,環境,戦略,組織等の側面から総合的に理解することを目的とする。今年度は,とりわけ,「競争に強い企業」「最強の組織」「真の企業家精神」などについての考察及び議論を試みたい。
 1年目(2年生)は,下記のように,主にテキストの輪読及び報告を通じて経営戦略論の修得に励む。2年目(3年生)は実際のケースやデータの分析を通じて理論と実践の両面から企業経営が理解できるようにしていく。とりわけ,面白い企業経営を展開している「話題の会社」にもみんなでインタビュー調査にもいく。同時に「自分の力で自分の会社を起す」ことにもチャレンジしてみることにより,1年目に身につけた企業経営の理論がなるべく活用できるように試みたいと思う。

具体的な内容は次の通りである。
(前期)
1.経営戦略とは何か
2.経営戦略の意義
3.経営戦略の枠組み
4.変化する経営環境
5.環境の概念,変化の特質
6.今までの経営戦略
7.経営戦略の理論的枠組み(1)
8.経営戦略の理論的枠組み(2)
9.多角化戦略
10.ドメインの定義
11.資源展開の戦略
12.シナジー
(後期)
 1.新規事業開発の戦略(1)
 2.新規事業開発の戦略(2)
 3.イノベーションと戦略(1)
 4.イノベーションと戦略(2)
 5.競争戦略(1)
 6.競争戦略(2)
 7.組織とは何か
 8.組織構造とプロセス
 9.戦略と組織
 10.コーポレート・カルチャー
 11.組織の変革
 12.日本企業の戦略と組織

使用テキスト 担当教員からのメッセージ
伊丹敬之&加護野忠男著,ゼミナール「経営学入門」,日本経済新聞社,1995。
東北大学経営学グループ,「ケースに学ぶ経営学」,1998。
(株)グロービス,「ケースで学ぶ起業戦略」,1994。
  1. ゼミの報告及び議論には積極的な姿勢で臨んでもらいたい。
  2. ゼミ合宿(海外研修を含む)には全員参加を原則とする。
  3. ゼミは隔週で3限と4限を続けておこなう。
  4. (先輩達との交流も大切にしたいので,たまに合同ゼミも実施する)
  5. 最近はゼミ生と夜遅くまで付き合うことが多くなっている。 「何か面白いことをやってみたいんだが,どうすればいいのかが分からなくて悩んでいる学生,熱い情熱やエネルギーは溢れるほど持っているけれど,発散できなくて困っている学生を大いに歓迎する」


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