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019 |
担当教員 |
コンダカル・ミザヌル・ラハマン |
テーマ |
アジアにおける日本企業の国際経営 |
著書・論文
研究課題等 |
- [著書]
- 「バングラデシュ公企業における日本的経営」ノースサウス・日本福祉大学出版(英文)1997
「アジア市場における多国籍企業の経営戦略」(共著)中央大学出版(英文)1998
- [論文]
- 「経営開発:その理論とテクニックの考察」2000
「マレーシアにおける日本の直接投資および技術移転」1997ほか
- [研究課題]
- 異文化における経営コミュニケーション
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ゼミ概要 |
アジアNIEsとして知られるシンガポール,台湾,韓国,香港に加えて,タイ,マレーシア,インドネシア,フィリピンなどのASEAN諸国は,日欧米各国からの直接投資を受け,「輸出志向型工業化」政策によって急激な経済成長を遂げている。工業化はまず労働集約型軽工業に始まり,徐々に電気機械工業,重化学工業へと広がり,最近では,エレクトロニクス産業,自動車産業,IT産業を中心にハイテク化,高度化,多角化が進み,先進工業国を追い上げつつある。アジア諸国におけるこうした目覚ましい経済発展は,Asian
Miracleとも呼ばれる。
東南アジア諸国の工業化と経済発展においては,日本が果たした役割はきわめて大きい。それは貿易関係だけにとどまらず,日本政府からのODAおよび行政的指導,日本企業からの資本,技術,経営ノウハウの移転など多岐にわたる。日本企業は当初,安価な労働力と原材料を求めてこの地域へ進出したが,現在では,経済発展や競争の地域化とグローバル化による利益を求めて,ますます多くの日本企業がこの地域に投資を続けている。本ゼミでは,文化の異なる東南アジア諸国において,日本企業がいかにその終焉を実践しているかを調査した上で,日本型経営の移転,適応,適用,現地化などについて検討をしたい。
〔ゼミの進め方〕-
2年次の前期にアジア諸国を紹介し,経済および社会開発の現状と将来性,とくに外資,技術移転,人的資源開発などの政策や組織について研究し,社会,文化,民族構成,生活習慣,経営システムや環境などを解明していきたい。後期からテキストを使用し,アジア諸国における日本企業の国際経営を学習する。
- 3年次には,ゼミ生の興味を踏まえた上で,特定企業〔会社〕がおこなっている経営システムの研究を試みたい。この研究は,会社別,国別のケース,スタディの形式でおこなう予定である。研究対象となる企業の日本本社や現地子会社の見学および調査も計画する予定である。
〔履修上の注意〕
- 開発経済や国際経営に興味のある学生諸君,卒業後国際的な仕事,特にアジアの発展・開発途上国に勤めてみたい学生諸君の参加を大歓迎する。
- 本大学が国際交流を行っているアジアの国マレーシア,フィリピンなどに短期留学,現地調査および研修に行きたい学生諸君もmost
welcome。
- 成績評価は主にゼミの出席,ゼミ生の発表,討論への参加を対象とする。そのために事前にテキストなどを読んでおき,積極的にゼミ活動に参加することが望まれる。
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使用テキスト |
担当教員からのメッセージ |
テキストや参考文献は最初のゼミの時指示する |
学内で留学の雰囲気を味わってみたい諸君,遠慮なく参加して下さい。 |
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