CODE |
014 |
担当教員 |
野 口 一 重 |
テーマ |
保健医療政策これからの日本の厚生行政について国際比較などを行いながら議論します。 |
著書・論文
研究課題等 |
- 〔著書〕
- 『DRG』単著,日本医療企画,2000.Jan.,総ページ数170
『医療白書』共著,日本医療企画,1997.Oct.,総ページ数333(担当:第1章保健・医療・福祉の連携の中で資源の適正配分を目指す,pp.1-15)
『健康管理概論』共著,光生館,1996,総ページ数222(担当:健康教育,pp.132-138,健康診査,pp.145-156)
- 〔論文〕
- 「診療所の診療科パターンと患者紹介の関連性に関する一考察」共著,病院管理Vol.13No.3,1994,pp.249-260
「ネパール王国カブレ郡における病院受診に影響を及ぼす要因」共著,民族衛生Vol.65No.3,1999,pp.136-145
「DRGを採用しなかったイギリス」単著,週刊社会保障Vol.53No.2053,1999.Sep.,pp.60-61
「DRGを最も早くから導入したポルトガル」単著,週刊社会保障Vol.53No.2054,1999.Sep.,pp.60-61
「地域医療における痴呆患者・現状と将来」共著,モダンフィジシャンVol.18No.4,1998.Apr.,pp.435-438
|
|
ゼミ概要 |
[内容,方法]
内容,方法とも詳細はゼミを運営していく中で合議の上で決めていけば良いと考えているが,基本的な方向性としては以下のとおり。
日本以外でながく生活したり,罹患して医療の世話になったりしたことが無い場合には気づかないことが多いのであるが,わが国における医療や保健の定義や概念は諸外国のものとは異なっていることが多い。しかし,我々は日常的に「医療」などの既存のシステムをごくあたりまえのものとしか認識していないため,自国の医療について有り難味を感じていないばかりでなく,将来の「理想的」な「標準の医療像」などについてもしばしば方策を見失っているのが実状である。このゼミにおいては,他国の先進的な事例やシステムの内容について情報を共有し,わが国への適用可能性を議論することによって,保健医療システムの将来像について検討する。
具体的には以下の項目のいくつかについて,情報収集(文献やデータの収集,場合によっては調査・分析など)を経て議論を行う予定である。-
日本の保険医療システムの現状と問題点について
- 日本の医療政策や医療行政の現状とあり方について
- 日本の地域における保健医療行政の実態について
- イギリスのNHSについて
- アメリカのNCQA/HEDISについて
- ドイツのFP/SEについて
- その他の国の保健医療関連のトピックスについて
理想的な最終目標としては,集約した結果が学会などの公の場で公表することが可能であれば最高である。そこまではできないとしても,少なくともゼミのホームページ上には活動実態だけでなく,ゼミ生としての意見や考え方などを掲載できるようにしていきたい。
ゼミの内容上,単純な座学ではないことも多いと予想され,そのためゼミ生には以下の作業や負荷が発生することが考えられる。-
文献や資料の輪読と発表,およびそのための資料作成
- 情報の入力と分析作業
- ゼミホームページの改変作業
- 時間外の学内外における打ち合わせ
以上,かなり堅苦しく大仰に書いたが,基本的にはフレンドリーに楽しくやっていきたいと思っている。何事も面白くなければ,その人にとっては「負荷」になってしまうからである。
[履修上の注意]
注意というほどのことではないが,上述の「予想される負荷」にはじめから一切応える意志の無い場合はご遠慮願いたい。また,以下の点についてできるだけ多く「自分ではそう思っている」ゼミ生が参加してほしいと考えている。
- 明朗・闊達である(人前で話したり,議論したりするのが好き)
- バイタリティがある・フットワークはいいほうだ・自発性がある
- 何にでも興味を持ちやすい
- アイディアは豊富
- 割りと素直・正直だ
- 約束は守る
- 楽しいことが好きだ
- いろんな人と仲良くできる・人懐っこい
- 趣味がある
- 飲み食いは嫌いじゃない
むしろ,以下の点についてはもちろんあるに越したことはないが,ほぼ気にする必要は無い。これらは上記1〜10のいくつかが備わっていれば,別の形でカバー可能であると考えるからである。
- 語学力
- 情報処理能力
- 保健・医療の知識
- 成績
- その他の特殊な能力・特技・資格
したがって,履修希望を提出する際には自分のPRポイントを上記の項目を中心に記入しておいてほしい。もちろん,正直にウィークポイントを書いてもらってもよい。 |
|
(C) Copyright 2002 Nihon Fukushi University.
all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。

|
|