CODE |
013 |
担当教員 |
生 江 明 |
テーマ |
「にぎわうまち,まちのにぎわい」 |
著書・論文
研究課題等 |
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ゼミ概要 |
この演習は,大学周辺地域をフィールドとして調査を行う。これまで,諸君の先輩たちはゴミ問題と地方自治,NPO/NGO,まちづくり,地域づくり,リスクマネジメント,中心市街地空洞化,少子高齢化と地域社会など様々なテーマを取り上げてきた。
2年次前半は,フィールド見学,テーマの発見などに費やされ,後半からは関連テーマで編成されるサブゼミを中心に演習は行われる。2年次ゼミ論の提出が義務付けられる。提出が無い場合は評価対象外である。演習を一週間に1回の少人数講義と考え,出席するだけで良しとする人には、この演習は不向きである。演習の運営は諸君にゆだねられる。上下級生(院生や時に卒業生も含む)による合同合宿,他ゼミとの合同発表会やその他のフィールドツアーも含めて,諸君の主体的な演習運営がここでの内容を作り上げる。
3年次は,それぞれのテーマの掘り下げ,そして新たなフィールド調査などを行い,3年次ゼミ論文集を書き上げる。その提出が無い場合は,成績評価対象外であることは2年次と同様であり,4年の卒業論文指導となる最後の演習への参加へつながらないことは言うまでもない。
この演習から幾つかのプロジェクトが生まれた。ウッディプロジェクト(キャンパス空間を一つの町と捉え,その空間を考え,木製のベンチやテーブルを設置した),半田市の町つくり,FM美浜キャンパス開局プロジェクトなどである。
フィールドとは我々が生きる現場である。そこには都合よく整理された特定分野の箱が用意されているわけではない。一つの結論が,次の出発点となり,あるいは他の事柄の要因として新たな展開を他の分野で用意することもある。単純な決め付けで済まないのは,現実とはそこに生きる人々の意思と意志,あるいは生きていく主体性無しに、現実は存在しないからである。ここでは豊かな学びの姿勢が唯一の資産である。
この演習は卒業時の就職先を見つけるには当てにはならないが,そのずっと先を見つめる姿勢を築いていくことを大事にしている。地方自治体職員,金融機関,デザイン事務所,会計事務所,NPO,大学院進学など商業分野から行政分野まで様々な卒業生を出している。 |
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