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004 |
担当教員 |
大 竹 秀 樹 |
テーマ |
国際社会と日本を考える |
著書・論文
研究課題等 |
〔著書〕『新版国際関係』(共著)世界思想社,2000年
〔研究課題〕少数民族の保護と国際人権法 |
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ゼミ概要 |
今日の国際社会は,第二次世界大戦後に独立したアジア・アフリカ諸国の参加により全地球的規模にまで拡大している。また,人類の活動領域も地上だけではなく,宇宙空間から深海底までに及んでいる。さらに,欧州連合(EU)に代表されるように,通信,運輸,金融,投資,観光などヒト,モノ,カネの国境を越えた往来が我々の日常生活の中にまで入り込み,国家間の相互依存関係はますます強まっている。同時に,貧困,飢餓,政治的不安定,民族・人種間対立あるいは地球環境問題など人々の生存を脅かす事件が世界各地で生じており,これら全人類的課題を解決するために,国際社会の組織化と国際協力の促進が求められている。
さて,このような国際社会に対して,日本はその一員としてどのような役割を果たさなければならないだろうか。このことについて各国とりわけアジアの国々は注目している。日本国内においても,日本はその地位に適した役割を果たすべきである,という主張が強くなっている。国際社会における日本の役割を考える時,日本の現在及び将来を考えるだけでなく,日本が過去に何を行ってきたか,とりわけアジア諸国とどのような関係にあったかについて正確に理解しておかねばならないであろう。
このゼミでは,上述した日本を含む国際社会が直面している諸問題を学びつつ,日本は国際社会とどのような関係にあるかを解明し,国際社会の一員としてどのような役割を担うべきかについて考えて行きたい。
2年次では,国際社会の直面している問題について,グループ毎に分担して理解を深める。3年次では,その上に立って国際社会と日本の関係について考える。
ちなみに2001年度のテーマは以下の通り。
- 日本の領土問題について
- 安全保障について
日米安保条約,国際連合の安全保障制度など
- 南北問題について
- 国際社会と個人・人権について(在日外国人労働者の権利についてなど)
- 環境破壊とその対策について
(テーマは受講生の希望により決定)
〔方法〕
- 受講生の関心事に従ってテーマ別のグループ(3人程度)を作る。
- サブ・ゼミを中心としたグループ学習を重視する。
- ゼミ運営は,グループによる報告(事前にレジュメ配布),全員参加の討議を基本とする。
- 3年次では,各受講生のテーマに従った個人報告を重視する。
〔履修上の注意〕
- ゼミの内容は経済学や経営学の問題と少し異なる。国際問題や国際事情に興味のある人,国際法や国際連合などの国際組織に関心のある人が望ましい。
- ゼミには十分に予習して,問題意識を持って出席すること。出席のみでは不可になる。毎日,新聞を読むこと。
- 報告担当グループ(担当者)は必ず事前にレジュメを作成し,配布すること。レジュメ作成には,ワープロやパソコンを利活用すること。
- ゼミ参加希望者は希望票に以下のことを記述すること。
- 一番関心を持っている分野
- このゼミを希望する動機・理由
- 卒業後の進路
- 連絡先(現住所,帰省先,電話番号)
- 簡単な自己紹介・自己アピール。
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使用テキスト |
担当教員からのメッセージ |
家正治編『新版国際関係』世界思想社,2000年1月 |
経営学や国際協力について直接学習するゼミではありません。好奇心の旺盛なかつ積極的な学生諸君と厳しくかつ楽しく,共に学んで行きましょう。 |
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