CODE 003 担当教員 遠 藤 秀 紀
テーマ 都市経済,地域経済に関する研究
著書・論文
研究課題等
[論文]
「新しい空間経済学の研究」,『経済研究(大阪府立大学)』第44巻第2号,1999年。
「東京大都市圏の職業と所得の分布」(共著),『応用地域学研究』第4号,1999年。
「家族の同居・別居選択と訪問介護サービス需要」(共著),『季刊社会保障研究』掲載予定。
[研究課題]
都市・地域経済の実証分析
同居選択・介護サービスに関する実証分析

ゼミ概要
(1)内容・方法

 皆さんは住む場所を決めるとき,どういうところに住みたいと思うでしょうか?
 都会が好きな人,田園風景が広がるところに住みたいという人,様々な人がいますが,どういう訳かその多くは大都市に集まってしまいます。
 しかし,大都市に住んでいても「都会はいろいろとやっかいなことがあるし,本当は都会を離れて空気のよいところに住みたいんだけどね」という人もいます。
 ところが「それなら,引っ越したらいいじゃないですか」と言っても「それもそうだけど……」と言って結局は引っ越さない人がたくさんいます。
 なぜでしょうか?大都市と言えば渋滞がひどく,空気もあまりきれいとは言えません。おまけに殺人,強盗など危険な事態も多発します。なのに,なぜ大都市に住みたがるのでしょうか?
 これは住民の立地選択という,都市経済学の主要な理論で分析される現象です。
 もちろん,上記だけでなく,企業の集中立地や都市環境,公害など,都市には関心の深い問題がたくさんあります。そのような,都市を舞台に繰り広げられる様々な問題や現象に対する経済学的な見方を与えたり,都市政策を考察したりする基礎的な力を付けるのがこのゼミの目的です。
 ゼミではテキストを通して基本的な概念を学びますが,パソコンを用いて地域データの統計分析を行ったり,身近なトピックを通して議論したりする機会を設けます。一人一人が真剣にゼミに参加することを期待します。

(2)履修上の注意
  1. 経済学について基本的な理解をしておいて下さい。都市経済学はミクロ経済学の応用ですので,経済学の理解が著しく乏しい場合は,徐々にゼミの進度についてくるのが難しくなってきます。
  2. 宿題及びプレゼンテーションが各自必須ですので,心しておいて下さい。
  3. パソコンを用いて地域データの分析を行います。Microsoft Excelのような表計算ソフトを扱いますので,基本的な操作について各自勉強しておいて下さい。統計学の基礎についての準備も必要です。
  4. ゼミナール希望票の「自由記入欄」に,以下の2点を書いて下さい。
    1. 「都市」に対するイメージ
       記述については絵でも文章でもかまいませんが,テキスト等に載っているものを写したり,参考にしたりするのでなく,率直に皆さんが感じることを書いて下さい。
    2. パソコンの利用について
      1. 電子メール・アカウントを(大学以外で)持っているかどうか
      2. パソコンを普段,使っているかどうか
        使っている場合は,その用途を書いてください。

使用テキスト 担当教員からのメッセージ
皆さんと話し合って決めます。 理解度も大事ですが,基本的には真剣に参加し,理解しようとしているかどうか,という姿勢を重視します。ゼミの内容を理解していても,履修姿勢の不真面目な学生には相当の減点がつきます。


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