ゼミナール 53 担当者 長 沢 孝 司
テーマ 家族の現在と未来を考える
授業計画
社会の基礎単位は家族である。だが先進諸国では,この信念は大きく揺らいできている。わが国の場合でいえば,その転換点は 1975 年頃である。それ以後,家族の危機は深刻さを増しつつある。だがその一方で,新しいタイプの家族を形成する試みも生まれつつある。この演習では,(1)今日の家族危機を離婚や非行問題などを通して具体的に考える(ビデオ教材やヒアリングを含む),(2)戦後家族がどういう道を歩んできたかの歴史を知る,(3)未来家族のありかたをさぐる,という3点から「家族」について語り合いたい。
 テキストはさしあたり次の文献を用い,その後は諸君の要望に応じて決める。
中川淳編 『家族論を学ぶ人のために』 世界思想社,1999 年。


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