ゼミナール |
52 |
担当者 |
井 上 准 治 |
テーマ |
映画を材料に差別や偏見の問題を考える |
授業計画 |
人間関係を主に性(ジェンダー)や人種(レイス)における差異による偏見や差別の問題から考えます。この性や人種におけるステレオタイプ(固定したイメージ)を打ち破る映画(楽しめる大衆的な娯楽映画においてこそ一層意義があるように思われます)も,最近よく見られるようになってきました。例えば,いわゆるシンデレラ物語の『エヴァーアフター』 では,主人公が継母や義理の姉達のいじめにただ耐え,やがて王子に見初められ,靴のエピソードを経てハッピーエンディングに至るかよわき女性ではありません。時には姉をぶん殴ったり,王子に助けられるどころか,助けられる前に自力で窮地を脱出する。彼女は,どちらかと言えば,日焼けした顔で,肩幅の広い,うでっぷしの強いたくましい女性(長年農作業等の重労働に携わってきたので当然!)です。その他,在日外国人問題やアメリカ黒人問題なども扱いますので関連映画も多く見ることになります。 |
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