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407 |
担当教員 |
清 水 道 生 |
テーマ |
精神医学ソーシャル・ワークの今日的課題 |
著書・論文
研究課題等 |
- 著書
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『標準看護学講座9 「社会福祉」 』 (共著:金原出版)
『社会福祉援助技術演習』 (共同編集:エディケーション)
- 論文
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「デイケア2年半の経験から」 ―
ミーティングの変遷を中心として ―( 『病院・地域精神医学 第81集』 1985年)他
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ゼミ概要 |
【内容と方法】
精神障害者と言われる人達が, 全国で217万人もいると言われている。 人口比100人に 1.7人強の割合であるにもかかわらず, 国民の精神障害者に対する関心は低く, しかも理解にも乏しい。 しかも我が国の精神障害者の現状は, 諸外国に比べ入院医療を受けている割合が多く, その入院期間も長期にわたるなどの状況下にある。 これらの精神障害者の社会復帰に対する相談・援助の業務に携わる職種として, 精神医学ソーシャル・ワーカーが存在していたがその身分・資格に関しては全くない状態であった。 社会的な要請もあり1997年(平成9年12月)新たにそれらの職務を遂行するものとして専門職の国家資格制度の確立を見た。 それが 「精神保健福祉士法」 である。 この精神保健福祉士は, 精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもって, 精神病院や, その他の医療施設において精神障害の医療を受け, あるいは精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設利用者の社会復帰に関する相談援助又は日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業務とすることとなった。
精神医学ソーシャル・ワーカー(精神保健福祉士)の援助の在り方も, 病院内の援助に限らず, 地域にもその活動の範囲を広げて来ていることは当然のことであるが, その援助の在り方そのものも大きく変化している現状ではないかと考える。
この演習では, 「精神医学ソーシャル・ワーク」 についての学習を通して, 精神障害者の抱える問題を考え, 精神障害者に対する理解を深め, 援助の在り方を見直し, 改めて, 「精神医学ソーシャル・ワークの今日的課題」 について学んで行きたい。
ゼミの進め方としては, 3年次には精神医学をはじめ, 精神医療に関わる諸制度・関連領域の諸法律など基礎的な学習を自主的なサブゼミグループによる学習を中心として, それぞれの課題を追及しゼミ全体に還元して行くようにしたい。
4年次には, 精神医療の分野を大まかに3つ位に分け,
(1)精神病院に於ける精神医学ソーシャル・ワーカーの役割とは何か,
(2)行政機関等におけるソーシャル・ワーカーの役割とは何か,
(3)社会復帰施設など地域におけるソーシャル・ワーカーの役割とは何か, といった分野に分かれて(個人の希望により)各々のグループ別に研究し, 論文などにまとめてゆくようにしたい。
【履修上の注意】- 精神障害者の福祉に関心のある人
- 欠席しないこと
- 社会福祉援助技術演習, 同現場実習, 社会福祉応用実習などの経験は,
この演習においても大切であり, このような科目の履修が望ましい。
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使用テキスト |
担当教員からのメッセージ |
開講後その都度連絡する。 |
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