ゼミナール |
35 |
担当者 |
高 部 淑 子 |
テーマ |
マイノリティ その現代社会におけるあり方と歴史的歩みを考える |
授業計画 |
どの社会でも,多数を占めると考えられる人々,あるいは「より声の大きな人々」の主張や動向が,その社会を動かしていく上で大きな力を発揮しています。しかし,多数派(マジョリティ)が存在すれば,必ずその対極にはマイノリティ(少数派)が存在するのです。
このマイノリティは,社会の外側に存在するのではなく,国家や社会によって社会の周縁部分に位置づけられた存在です。また,ある面では多数派に属する人であっても,異なる面ではマイノリティに位置づけられることもあり,必ずしも固定的な集団とは限りません。つまりマイノリティを考えることは,その社会のあり方を考えることでもあります。
そこで,このゼミではマイノリティ,人権や差別などに焦点をあてて,現代社会における問題と,そうした関係が形成されてきた歴史を,社会との関係を重視しながら具体的に考えていきたいと思います。
実際のゼミは報告と討論で構成する予定です。ゼミは参加する学生が自主的に運営をしていくものです。具体的なテーマや進め方も話し合いながら決めていく予定です。多少たいへんでも,自分たちでゼミを創っていこうという積極的な人を期待します。 |
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