ゼミナール 34 担当者 槌 田   洋
テーマ 地方自治と地域政策
授業計画
 このゼミナールでは,福祉や町づくりを含む総合的な地域政策と,その直接の担い手である自治体や住民の役割などを学びます。地域政策を考える場合の最初の前提になるのは,地域の産業や住宅などの立地形態であると共に,住民の所得や年齢階層などの地域特性と地域課題です。これらは,土地利用が農村地帯であったか工場地帯だったかなどの,その地域の歴史や周辺地域との関係などにも大きく影響しています。第二の前提は,国レベルの国土利用政策や福祉や産業あるいは地方自治制度などの制度と政策であると共に,その背景でもある国際的な環境の変化です。総合的な地域政策とは,大きく言えばこれら二つの面での前提条件を考慮した上で,自治体や住民団体などの各レベルの主体が地域の課題を解決するために活用する政策を言います。ゼミでは文献の検討や調査と共に,お互いの討論を重視して進めます。


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