CODE 306 担当教員 平 野 隆 之
テーマ 日本版のコミュニティケアを考える
著書・論文
研究課題等
著書・論文
『コミュニティとソーシャルワーク』 (共著) 有斐閣, 2001
研究課題等  『宅老所・グループホームの現状とその支援』 (共著) 筒井書房, 2000
『社会福祉キーワード』 (共著) 有斐閣, 1999
「老人介護者 (家族) の会活動と在宅ケア効果」 『日本の地域福祉』 8 号, 1995
研究課題
日本版コミュニティケア, 地方自治体における地域福祉・地域ケアの計画的推進

ゼミ概要
 日本のなかで先駆的に取り組まれている地域やコミュニティをベースにした高齢者・障害者ケアの実践に学びながら, 日本版のコミュニティケアのあり方を考えるという内容です。
 だから出発は, 先駆的な実践を文献や見学, ヒアリングを通して学ぶことになります。 実践の現場に出かけて, あるいは実践家が報告するシンポジウムなどに参加して, 実践の実際を学びます。 「ノートをもってフィールドに出よう」 というのが, スローガンです。
 またその実践現場は地方自治体や社会福祉協議会などの計画策定委員会の場でもあります。 可能な範囲で, そうした場に参加できる機会を提供し, 計画立案能力の養成を行いたいと考えています。
 つまり, ケアの現場を把握し, 課題を抽出して, 計画的に改善を進める, といった一連の作業を修得することを目指します。
 対象分野としては, 高齢者ケア, 障害者ケアとなり, 担い手については既存の社会福祉施設や行政機関にとどまらず, コミュニティ参加や NPO の実践をも範囲に含んでいます。 最近痴呆高齢者ケアの分野で宅老所やグループホームづくりが住民参加によってなされています。 その運動にも関わっていますので, そのようなフィールドでの調査活動もゼミのプログラムに入っています。
 ただし, フィールドへ出て観察ばかりするゼミではありません。 文献の学習は, フィールドへ出る前提です。
 まず, 実践入門書として, 以下の 3 冊を読みます。
 木原孝久 『「わかるふくし」 の発想』 ぶどう社
 田島良昭 『ふつうの場所でふつうのくらし』 ぶどう社
 小宮英美 『痴呆高齢者ケア グループホームで立ち直る人々』 中公新書
 次に, 平野 『コミュニティとソーシャルワーク』 を読みます。
 その後は, グループに分かれて, テーマごとに文献学習が進みます。

[履修上の注意]

 履修希望票のなかに関心のある分野やフィールドについて, 必ず書いてください。

使用テキスト 担当教員からのメッセージ
上記の著書 大阪人なので, 真剣味より笑いのあるゼミにしたいと思います。
 なまけものの教員なので, ゼミ生がしっかりして下さい。


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