ゼミナール 24 担当者 木見尻 哲 生
テーマ 生涯学習社会を検討しながら,学ぶことの意味を考える
授業計画
 近年,文部科学省を中心として生涯学習を推進する動きが活発になっています。「誰でもが自分の望んだことを学習できるような社会」が実現すれば素晴らしいことでしょう。本ゼミナールでは,日本の抱えている生涯学習の問題点について理解を深め,より望ましい生涯学習社会を実現するためには何が必要かを追求していきたいと思います。
 その際重要なことは,誰かがまとめた知の体系を取り込むことよりも,自分たちで課題を立て,様々な仮設を吟味し試行錯誤しながら(時間と手間をかけて),自分たちが納得でき,かつ客観性の高い結論へと接近していくことです。つまり,新しい知識を摂取して物知りになることよりも,グループ学習によって「学ぶことを学ぶ」という姿勢が重要なのです。
 そして,より多くの人が「集団で学ぶ」ことを積み重ねることこそが,生涯学習の状況を好転させる方策であると考えます。


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