CODE 205 担当教員 林   智 樹
テーマ 「これからの障害者福祉−ノーマライゼーションの実現に向けて」
著書・論文
研究課題等
[著書]
『ともに学ぶ障害者福祉』 (共著、 みらい、 2001 年)
[研究課題等]
『手話通訳者の健康管理マニュアル』 (共著、 文理閣、 2000 年)
『地域福祉への招待』 (共著、 みらい、 2000 年)
『障害者ケアマネジャー養成テキスト』 (共著、 中央法規、 1999 年)
[研究課題]
「重複聴覚言語障害者の地域生活支援」
「手話通訳の専門性と業務」

ゼミ概要
(1)ゼミの目標

 本ゼミの研究テーマを, 「これからの障害者福祉−ノーマライゼーションの実現に向けて」 と設定しました。 日本においてノーマライゼーションが声高に言われ始めて 20 数年が過ぎようとしていますが, その実現は未だ道のり通し, といった状況です。 1995 年には障害者プランが 「ノーマライゼーション七カ年戦略」 と副題がつけられ策定されましたが, その実施状況や成果はいかに? 社会福祉基礎構造改革に基づき, 2000 年には社会福祉法が成立しました。 今後市町村を単位にした社会福祉事業の展開が本格的に行われようとしていますが, 果たしてその仕組みや内容に期待はできるのか?
 国主導の計画や改革の進行に, 障害者やその家族, 関係者, 地方自治体はとまどいを隠せません。 障害者福祉を巡る社会的な問題や課題はいっぱいありそうです。 本ゼミでは, ノーマライゼーションの理念や実践に焦点をあてつつ, 今日発生している諸問題・課題を整理し, 解決のための方向や実践を考察していきます。

(2)ゼミの運営方法

 3 年次の前期は, テキストや文献・資料を丹念に読みこなしていく作業を行います。 そのなかでゼミ生各自は関心領域を絞り込み, 前期終了時には, 研究計画を作成することとします。 それに基づいて夏期休暇および後期の期間, 各自フィールドワークや研究を進め, 後期ゼミに於いて順番に研究の成果を発表していきます。
 4 年次においては, 各自の研究計画に基づいた研究の成果をゼミにおいて順次発表し, ディスカッションを積み重ねます。 あわせて卒業論文完成に向けた指導を行います。

(3) 授業計画 (3 年次)
  1. 4 月初回ゼミにおいて, 各自の研究テーマ, 研究計画について口頭で発表を求めます。
  2. 6 月下旬には, 研究計画書の作成・提出を求めます。
  3. 前期授業においては, テキストの講読と合わせて, 随時研究成果の報告を求めます。 また研究論文作成について随時指導を行います。
  4. 夏期の研究課題としては, 各自の研究テーマに沿って 20 枚程度の研究レポートの作成を指導します。
  5. 後期授業においては, 夏期研究課題の報告を行った後, 研究成果の発表を継続します。
  6. 後期の終盤には, 1 年間の研究活動の成果として, 30 枚程度の研究論文の提出を指導します。

使用テキスト 担当教員からのメッセージ
3年次
大島・奥野・中野編 『障害者福祉とソーシャルワーク』 有斐閣 2001 年
4年次
講義の中で適宜指定します。
 言うまでもなくゼミは学生の皆さんが主役です。 積極的かつ主体的な提案, 行動を期待します。


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