CODE 203 担当教員 林   和 美
テーマ 高齢者に喜ばれるケアマネジメントとは
        〜生活課題を捉える〜
著書・論文
研究課題等
「ケアマネジャー養成テキスト」 (共著, 中央法規出版, 1996)
「介護保険制度導入で求められるケアマネジャーの役割」 (月刊 MMRC, 1998)
「ケアマネの仕事 基本と実践」 (共著, 日経 BP 社, 1999)
「介護保険下における在宅サービスの経営戦略」 (共著, 中央法規出版, 1999)
「ケアマネジメントの実践と展開」 (共著, 中央法規出版, 2000)
「改訂 介護支援専門員実践テキスト」 (共著, 中央法規出版, 2000)
「個別援助計画をどうするか」 (共著, メディカルレビュー社, 「介護支援専門員」 2001)
研究課題 ケアマネジャーの果たすべき役割・機能と評価の基準

ゼミ概要
 介護保険制度の導入, 社会福祉法の制定など, 社会福祉基礎構造改革が取り組まれている今日にあって, 社会福祉援助の技法も発展をみせている。
 特に介護保険制度において位置付けられた 「介護支援サービス」 (ケアマネジメント) であるが, 介護保険の対象である高齢者のみならず, 身体障害者や知的障害者, 精神障害者へのアプローチとして位置付けられ, 実践場面はもちろん制度的な導入に向けて指導者の養成も取り組まれている。
 しかしながら, 介護保険制度のケアマネジメント業務についてみるならば, 決して本来のケアマネジメントが展開できていない現状があり, このまま定着したら 「利用者本位」 「自立支援」 といった新しい福祉理念の実現には寄与できないと危惧している。
 そこで本ゼミナールでは, 新しい時代の新しい援助技術としてのケアマネジメントの本質を探るとともに, 高齢者のケアマネジメントにおいて, その生活課題 (ニーズ) をどのように捉え, どう実践していくかという理論と実践を結びつけた, より体系的な研究としたい。

[研究の視点]
  • 介護保険制度と介護支援専門員
  • ケアマネジメントの歴史的発展
  • ケアマネジメントの機能・役割
  • ケアマネジメントの技法と関連技法 (面接・アセスメント・ニーズ把握・記録)
  • 高齢者の生活課題 (ニーズ) をどうつかむのか (ノーマティブ・フェルト・リアル)
  • ニーズの表現方法
  • ケアマネジャーの果たすべき役割 (社会資源開発・エンパワメント・ネットワーク)

使用テキスト 担当教員からのメッセージ
  • ケアマネジメント講座(1) 「ケアマネジメント概論」   (白澤政和・橋本泰子・竹内孝仁 監修・中央法規出版・2000.09)
  • 介護支援専門員基本テキスト全 3 巻   (長寿社会開発センター・2000.07)
 私は現場実践者として常に悩み行動していましたが, 2001 年度からゼミ担当をしています。  皆さんの新しい発見や発想に感激し, 私にとって毎週木曜日は一週間のうちで一番楽しみな日となりました。 (皆さんにとってもそうあって欲しいです。)
 最終的には卒論を書き上げることが目標ですが, 大学において研究するという感覚を養いたいですね。


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