ゼミナール |
20 |
担当者 |
秋 野 勝 紀 |
テーマ |
セクシュアリティの形成とジェンダーフリー社会 |
授業計画 |
私たちはいま,時代の大きな転換期のなかに生きています。男と女の関係,つまり恋愛のあり方,結婚のあり方,性別役割分業などこれまでの秩序がゆらぎ,変革期のなかにいます。そのゆらぎをみとどけどのように変革するかは,主として青年期である皆さんが担って行くことでしょう。
男と女のいわば異文化ともいえるものどうしが,お互いに理解しながらコミュニケーションをしていくかを考えることは,自分がどう生きるかを深めて行くことでもあります。これは,人生の未来について様々描くときである青年期の課題のひとつになることです。それは同時に,時代を見つめることと人間を幅広く理解することにもつながって行くはずです。
そのためには,セクシュアリティについて学問的に学ぶことは重要なことです。学問的といっても特別難しいことではなく,すでに相当な知識があると思われます。しかしそれがどのようなセクシュアリティ観なのか,これまでつくられてきた自己のセクシュアリティを対象化することから,学びは始まります。そして脱構築の力になる学問としてのセックス,ジェンダー,エロスなどについて獲得することによって,知の世界の喜びも得られるでしょう。
また,子どものセクシュアリティの形成についても学びながら,人間理解と男と女の新しい関係をつくるセクシュアリティとはどんなものかについても,考えて行きます。 |
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