ゼミナール 13 担当者 馬 場 康 彦
テーマ 高齢者の生活と環境
授業計画
 きたるべき21世紀には,人類史上どの国も経験したことがない超高齢化社会に日本は突入する。従って今後,福祉の領域においても「高齢者福祉」を中心に展開がなされることが予測される。しかし,学問の世界では,高齢者問題に関しては,日が浅く充分な蓄積がされている段階ではない。従って,我々は、 まず超高齢化社会とは一体どのような社会なのか?そして高齢者とはどのような存在なのか?ということについて考えることからはじめなければならない。そのためには,まず高齢者の実態を知る必要がある。
 「高齢者」とは何か?高齢者は,どのような生活をしているのか?一般の人とどこが異なっているのか?生活においてどのような矛盾,問題を抱えているのか。また「超高齢化社会」とは何か?超高齢化社会の個人と健康は。家族と福祉は。地域との絆は。住居は。企業と仕事は、 一体どのようになるのであろうか。このような問題について高齢者の生活の現状,それを取り巻く社会環境を考慮に入れながら,広範かつ多様な角度から考えてみようと思う。
 このことにより来るべき「高齢化社会」をより具体的にイメージすることが可能になり,「高齢者福祉」を考えていく上で充分な予備知識・問題意識を形成できると考える。
 本ゼミの最終的な目標は,ゼミのメンバーがそれぞれの問題意識を確立することにある。
 ゼミの運営に関しては,各人の興味・関心別にサブゼミを設け,サブゼミを中心としたゼミ運営を行う予定である。
 楽しくなければ学問ではない。学問の面白さを一緒に味わいましょう。


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