CODE 117 担当教員 野 口 典 子
テーマ 高齢者と家族に対する社会的ケアネットワークに関する実証的研究
著書・論文
研究課題等
  1. 「高齢者に対する 「施設」 ケアの基本理念と施設のあり方に関する試論」 1998 年7月中部学院大学研究紀要
  2. 「地域のなかでのデイサービスの役割とその可能性」 デイサービス活動事例集 Part2 全国社会福祉協議会 1999 年5月
  3. 「高齢者福祉実践の基本的理念」 『最新・高齢者福祉論』 (株) みらい 1999 年 12 月発行予定
  4. 「少子・高齢社会時代の高齢者福祉の展開と課題」 『転換期の社会福祉』 八千代出版 1999 年 12 月発行予定

ゼミ概要
 本演習の目標は, 高齢者とその家族を対象に, 地域でのくらしの中に内在する福祉問題の実証的分析を行い, その問題解決にむけての“ケアネットワーク”のあり方について究明していくことにあります。
 今日ますます重要性を増してきている高齢者の在宅・施設ケアのあり方を総合的に追求しようとするものであり, まず第一に, 高齢者とその家族の生活・福祉・介護問題の現状分析の方法を会得し, 事例分析力を養い, 課題の析出できる能力を養ってほしいと思っています。
 第二に, 問題解決のための方策を立案, 計画できる力を醸成してほしいと思っています。
 とくに2000年度は, 「要介護」 状態がつくりだされる生活環境, 生活関係などの分析を中心に行っていきたいと思っています。
 私自身の研究テーマは 「高齢者の社会的ケア・ケアシステムの統合化」 です。 最近は, 施設と地域を繁げていく援助方法を視野に入れながら, 専ら調査に励んでいますが, できれば臨床場面を持ちながら実践にも参加しながら, などと欲張っています。
 大学生とは, 大いに学ぶ人です。 自分が興味を持ったこと, やろうとすることに積極的に進んでいって欲しいと思います。 まさに自主的・主体的に学ぶ場が演習だと思います。
 ゼミを通して大学で学ぶということを共に考え, 実践し, 「ともにすすむ仲間」 をつくれればと思っています。

 以下におおよその計画を提示しておきます。 ただし, これも集まったみなさんの意見により修正していきたいと思います。
4月:4年生のオリエンテーションを受けながら, 課題を明確にしていく
5月:課題ごとの小グループの編成を行い, 研究計画の作成をする
6月:文献, 資料のリスト化と先行研究の学習, 小グループごとのノートの作成
   夏期休暇中の課題の確認と分担 (合宿)
10月:ここからは課題ごとに研究をすすめ, 報告会をしながら進める
12月:レポート提出 (卒業論文の下敷きになるものとして) (合宿)
2・3月:調査実施をめざす

〔履修上の注意〕

☆週一回のゼミの時間だけの学習では駄目です。 個人で, サブゼミごとでの学習が前提となります。
 楽しさとは苦しさがあってこそ引きたつものであり, 苦しさを分かち合うからこそ, 他者がかけがえのないものとなると考えています。
☆知的好奇心を常にもって欲しいです。
「こだわり」 が大切でして, 安易な妥協は成果を決して生み出さないと思います。
☆演習ですので, 基本的には出席を最低条件とします。

使用テキスト 担当教員からのメッセージ
参考書については, 随時指示します。  


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