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日本福祉大学・知多市社会福祉協議会・NPO法人なでしこの会
合同企画シンポジウム2016
「親の高齢化・親亡き後」のひきこもる人の生活の安心のためにを開催します

※参加費に誤りがありましたので、訂正して再度ご連絡いたします。

ねらい

 「親の高齢化・親亡き後のひきこもる人の生活の安心のために」とはいささか穏やかでないと、ご家族に不安を与える表現かも知れません。しかし、家族会や支援団体においても「長期・年長のひきこもる人とそのご家族」が増え始めています。本人が40歳を越え、親御さんが70歳代という場合も少なくありません。経済的に安定している世帯もありますが、かなり不安定な世帯もあります。しかも、どちらかの親御さんがすでに亡くなり、母子世帯、父子世帯になっている場合もあります。加えて、健康状態が優れない親御さんもいます。親御さんがそのような状況であっても、ひきこもる人本人は、長年に亘って、外出もままならず、親子の日常の対話関係がなかなか成立せず、社会活動らしいことはしておらず、就労とはほど遠い現状という場合もあります。このようなひきこもる人の実情を踏まえ、長い人生を安心して暮らしていくためにはどうしたらよいのでしょうか、この課題を考えることが今回のシンポジウムの中心的テーマです。さて、次に紹介する声は、全国ひきこもり家族会連合会の調査報告書(2016年3月)のほんの一部です。

 このような切実な実態・課題について、何とか一歩でも解決に向けて道をつけていくことはできないでしょうか。このことをご一緒に考えたいと思います。
 そこで(報告1)では、まず、家族会のデータを踏まえ、長期間ひきこもる人の実態を知り、高齢化しつつある親の不安や願いを知ろうと思います。(報告2)では、親の高齢化あるいは親亡き後も、長い年月ひきこもる人の日常生活上の困りごとを中心に、相談・支援に当たる人を得る方式である「交流支援者方式(仮称)」について、その意義や可能性を検討しようと思います。(報告3)では、親の高齢化あるいは親亡き後の生活の安心のために、現在ある社会保障や社会福祉制度の知識と活用の勘所を知ろうと思います。

 親の高齢化・親亡き後に、ひきこもる人が安心して生きていくというテーマは、なんらかの心身の障害を持つ人びととも共通の課題です。そのような広い視点も含めて、大いに学び合いたいと思います。皆様の積極的なご参加・ご討論を心よりお待ちしています。

概要

◆日時

2016年10月29日(土) 開場13:00  開会13:30 (〜閉会17:00)

◆場所

日本福祉大学名古屋キャンパス 北館8階

◆定員

100名 (当日参加可能) 

◆参加費

1,000円(当事者家族は一家族1,000円)

◆締切

10月22日(土)17:00 ※当日参加可能

◆参加申し込み

申し込みは終了しました。
参加ご希望の方は直接会場へお越しください。

◆お問い合わせ先

NPO法人なでしこの会(フレンドシップなでしこ)
TEL:052-882-1119 (火〜金 11:00〜17:00)

プログラム

13:00 <開会>
13:35

15:50
(途中休憩
10分)
<報告>

①家族会の実態(KHJ 全国ひきこもり家族会連合会調査報告など)と
親の高齢化・親亡き後 を視野に入れた取組みについて
-統計的実態と全国・地方の家族の思いは何か、具体的な対応例はあるだろうか-

徳島大学大学院 総合科学研究部 准教授 境 泉洋氏

②親の高齢化・親亡き後のひきこもる人の生活の安心のために
-「交流支援者方式」の提案(この方式は、実現可能か、当面どこから手がけるか)-

 日本福祉大学名誉教授・心理臨床相談室研修指導員 竹中 哲夫氏

③親の高齢化・親亡きあとを視野にひきこもる人に活用して欲しい諸制度
-「本人の生活の安心を軸とした」社会保障制度・社会福祉制度の活用のために-

知多地域成年後見センター 事務局長 今井 友乃氏

16:00

16:55
<シンポジウム>

上記報告者と参加者による討論を行います。
コーディネーター:日本福祉大学名誉教授・心理臨床相談室研修指導員
竹中 哲夫氏

17:00 <閉会>

会場案内

◆日本福祉大学 名古屋キャンパス会場 交通案内
  • JR「名古屋」駅より、中央本線「中津川」行き乗車
    「鶴舞」駅下車、徒歩2分。

  • 地下鉄「名古屋」駅より、東山線「伏見」駅乗換

    鶴舞線「鶴舞」駅下車、徒歩2分。

※車でお越しの際には、近隣の有料駐車場をご利用ください。
大学駐車場なし

日本福祉大学 名古屋キャンパス住所
〒460-0012  名古屋市中区千代田5-22-35

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