日本福祉大学・知多市社会福祉協議会・なでしこの会
合同企画2012:実践報告・意見交換会
アウトリーチから考えるひきこもり支援
−訪問サポートの意義・実践・方法論を語り合う−
この講座は終了いたしました。
ひきこもり支援において、アウトリーチ型の手法である訪問サポートが有効であるといわれています。ひきこもる人の多くは、外出や社会関係の範囲が限定的であり、支援施設や相談室などに来訪することが困難です。このような場合、アウトリーチ型支援に期待が寄せられます。
子ども・若者育成支援推進法でも「社会生活を円滑に営むことができるようにするために、関係機関等の施設、子ども・若者の住居その他の適切な場所において、必要な相談、助言又は指導を行うこと。」(第15条の1)という表現で、アウトリーチにふれています。しかし、訪問サポートはまだ方法論が充分成熟していない、本人がいつでも訪問サポートを受け入れるわけではないなどの課題や限界もあります。
今回のシンポジウムでは、次の4つの視点から訪問サポートを取り上げて大いに意見交換をしたいと思います。① 愛知県内各団体・組織の訪問サポートの実践内容・到達点・課題を知る ② 訪問サポートの考え方(可能性と限界を含む)の相互理解を深める ③ 他の支援手法(相談室でのカウンセリング、居場所でのグループワークなど) との連携のあり方を考える ④ 訪問サポートの今後のあり方や検討課題を考える。
このような議論をとおして、訪問サポートを有効かつ適切に実施する道をさぐり、今後の合同企画の課題も整理します。関係者の皆さまの積極的なご参加を心から呼びかけます。
実践報告・意見交換会概要
◆日時
2012年3月11日(日)13:00開会/16:30閉会(受付開始12:30〜)
◆場所
日本福祉大学名古屋キャンパス北館8階
◆定員
100名
◆参加費
ひとり 500円
◆主催
日本福祉大学 ・知多市社会福祉協議会・NPO法人なでしこの会
◆参加申し込み(当日参加可能)
日本福祉大学 心理臨床研究センター(心理臨床相談室)
FAX:052-242-3056 Eメール:shinri-kouza@ml.n-fukushi.ac.jp
※当センターでは、電話でのお申し込み・お問い合わせは受け付けておりません。
受付を終了いたしました。
◆お問い合わせ
NPO法人なでしこの会(フレンド シップ なでしこ)
TEL・FAX : 052-882-1119 (火〜土 10:00〜18:00)
タイムスケジュール
13:05〜14:05 | 【実践報告】 | 「訪問サポートの考え方と実践」 |
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<演題・報告者> 〜メンタルフレンド東海の支援(仮題)〜 〜訪問援助から社会参加へ〜 〜長期ひきこもりに苦悶しつつ、これからを描こうと努める人の物語〜 |
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14:05〜14:35 | 「ひきこもり支援における家庭訪問(アウトリーチ支援)の方法論」 |
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14:50〜16:15 | 【全体討論】 | コーディネーター 河村康英氏 (知多市社会福祉協議会) |
16:15〜16:30 | 【まとめ】 | コーディネーター 竹中哲夫氏 |
◆報告者プロフィール
- 大原榮子氏
- メンタルフレンド東海世話人代表。名古屋学芸大学短期大学部 現代総合学科教授。
- 山田孝介氏
- NPO法人 名古屋オレンジの会職員。
- 熊倉純一氏
- NPO法人 なでしこの会職員(社会福祉士)。ひきこもりに悩む人々とお付き合いする傍ら、フレンドシップなでしこにて、Crewと新たな価値観の創造に取り組む。趣味は釣り、写真(お寺・風景)、即興料理など。
会場案内
◆日本福祉大学 名古屋キャンパス会場 交通案内

- JR「名古屋」駅より中央本線「中津川」行きに乗車「鶴舞」駅下車、徒歩2分。
- 地下鉄「名古屋」駅より、東山線「伏見」駅乗換え、鶴舞線「鶴舞」駅下車、徒歩2分。
※会場には駐車場がございません。車でお越しの際には近隣の有料駐車場をご利用ください。
※合同企画当日(3月11日)について、名古屋市内でマラソンフェスティバルが開催されております。マラソンコース及びコース周辺の道路では通行禁止やう回路への誘導等、規制されるとのことです。名古屋市内では道路・有料駐車場とも相当の混雑また渋滞が予想されますのでご来場の際にはご注意ください。