日本福祉大学 履修証明プログラム
学校福祉2023

~チーム学校を進めるための仲間づくり~

教育・福祉・心理の視点から
子どもと学校が抱える福祉的課題に
総合的にアプローチできる専門性を養います

こんな方に

学校の教員(養護教諭、指導主事、学級担任など)、教職経験者、学校支援関係者、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、社会福祉協議会、地域包括支援センター、行政などの職員の方など本プログラムに興味のあるすべての方

貧困・虐待・不登校・いじめ・暴力・発達障害をはじめとするさまざまな生きづらさを抱えた子どもたちを支援するために、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの養成と学校への配置、教師を含めた多職種連携(チーム学校)が進められてきました。とはいえ、子どもたちを支援する専門職者はまだ十分ではありません。そこで日本福祉大学では、子ども支援関係の仕事に従事していたり、その意志のある人たちを対象として、教育・福祉・心理にかかわる基礎的かつ実践的な知見やスキルを身につけてもらうため「履修証明プログラム学校福祉2023」を開講します。

受講について

申込期間

2023年4月7日(金)~4月28日(金)【必着】

今年度の申込受付は終了しました

定員

50名(最少開講人数:10名)
※選考により受講者が決定

受講料

48,000円(税込)

総受講時間

60時間程度

開講形式

● Zoom:オリエンテーション、修了試験(オンライン交流会)

● オンデマンド配信:講義視聴

● 会場集合型:実践演習

※会場は「日本福祉大学 名古屋キャンパス(愛知県名古屋市中区千代田5-22-35)」を予定

受講資格

主に社会人の方を対象とし、大学入学資格を有する方

※高等学校卒業またはこれと同等(高等学校卒業程度認定試験合格)

申込方法

下記の書類一式をご記入の上、角型第2号封筒に入れ、郵送してください
郵送の際は封筒の表面に「書類在中」と朱記してください。また、封筒の裏面には申込者の住所・氏名を記載してください

提出書類

① 受講申込書(所定の様式) 1通 (※1)

② 志望動機書(所定の様式) 1通 (※1)

③ 最終出身学校の卒業証明書または卒業見込証明書の原本 1通 (※2)

(※1) 受講申込書ならびに志望動機書は下記よりダウンロードしてください

(※2)こちらの書類は取寄せに時間がかかりますので、早めの準備をおすすめいたします
証明書が旧姓で記載されている場合は、①の申込書の旧姓名欄に必ず記載ください

書類送付先

〒460-0012 名古屋市中区千代田5-22-35
日本福祉大学社会福祉総合研修センター内「学校福祉2023事務局」係宛

関連書類

【一部履修証明書をお持ちの方へ】

・2022年度に一部履修証明書を発行された方は、2023年度に受講の際、証明書に記載の科目が免除となります。対象の方は、上記の提出書類の他に「一部履修証明書(コピー)」をご提出ください。

・受講料は欠席された講数により異なります(補講料:2,000円/講)。詳細は、対象者にお送りします案内メールをご確認ください。

受講のながれ

申し込み

2023年4月7日(金)~
4月28日(金)【必着】

期限内に書類一式を郵送する

選考

受講決定

受講料入金

オリエンテーション

2023年6月10日(土)

ZOOMによるオンライン配信

10時00分~12時30分(予定)

講義コンテンツ視聴

2023年6月15日(木)~7月31日(月)

オンデマンド配信

※左記の期間中、何度でも繰り返しご視聴いただけます

タイトル 学習内容 担当 サンプル
1 【特別対談】権利主体としての子どもをどう育てるか 教育福祉論の水脈をたどる 高橋 正教/鈴木 庸裕/山本 敏郎

再生

2 いまなぜ学校福祉なのか 学校の持つ福祉的機能の内発的発展 鈴木 庸裕

再生

3 教育と福祉をつなぐ(1) 福祉に内在する教育的機能 高橋 正教

再生

4 教育と福祉をつなぐ(2) 社会的養育の今日的課題 遠藤 由美

再生

5 生きづらさの窓を開く(1) 学校から排除された子どもたち
ー教育職から見た子どもの苦悩ー
丹下 加代子

再生

6 21世紀教育改革の諸相と真相 ゼロトレ、PDCA、学校スタンダードを問う 藤井 啓之

再生

7 教育観・子ども観の転換と学校制度 生活主体としての子ども、学校改革の新しい動向 山本 敏郎

再生

8 子どもの声を聴くということ 子どもの声が聞こえてくるように聴く 鎌倉 博

再生

9 生きづらさの窓を開く(2) 非行をする少年の現状、子どもの人権擁護 湯原 悦子/渋谷 幸靖

再生

10 非行・問題行動の克服支援 貧困・虐待
―家庭から排除された子どもたちー
木村 隆夫

再生

11 子どもと地域福祉 福祉教育が支える主体形成 小林 洋司

再生

12 生きづらさの窓を開く(3) 発達障害を抱えた子どもをもつ親として NPO法人 アスペ・エルデの会  
13 医療から見える学校と子ども 発達障害を抱えた子どもにとっての発達環境 牧 真吉

再生

14 相談室から見える学校と子ども 発達障害を抱えた子どもと学校適応 堀 美和子

再生

15 子どもとともに生きる-保育専門職 他職種との連携を活かして 平松 知子  
16 子どもとともに生きる-小学校教諭 他職種との連携を活かして 板垣 賢二

再生

17 子どもとともに生きる-特別支援学校教諭 他職種との連携を活かして 大宮 とも子

再生

18 子ども・家族支援と多職種連携 心理職固有のアセスメント 瀬地山 葉矢

再生

19 個別支援と多職種連携 福祉職固有のアセスメント 杉原 里子

再生

20 多職種連携の現状と課題 チーム医療からの提案 藤井 博之

再生

※内容は変更となる場合がございます。

実践演習

2023年8月19日(土)~9月2日(土)

会場集合型(会場:日本福祉大学名古屋キャンパスを予定)

※感染症の状況によりZoom開催となる場合がございます

時間 タイトル 学習内容 担当
2023年8月19日(土)
21 10:00-12:00 学校福祉援助演習(1) 個人援助技法の基礎 野尻 紀恵
22 13:00-15:00 学校福祉援助演習(2) エコマップ、生育歴が気づきをつなぐ 沖田 昌紀
23 15:15-17:15 学校福祉援助演習(3) 学校アセスメント・地域アセスメントの進め方 野尻 紀恵
2023年8月26日(土)
24 10:00-12:00 教育実践演習(1) 実践記録を読む 山本 敏郎/藤井 啓之/鎌倉 博
25 13:00-15:00 教育実践演習(2) 実践記録を書く
26 15:15-17:15 教育実践演習(3) 実践記録を分析する
2023年8月27日(日)
27 10:00-12:00 学校心理演習(1) 乳幼児期からの心理発達の理解を活かした支援 瀬地山 葉矢
28 13:00-15:00 学校心理演習(2) 心理職と福祉職の「かさなり」を考える 鈴木 庸裕/土井 裕貴/服部 浩之
29 15:15-17:15 子どもの権利条約の意義と課題 【特別講演】競争的教育環境と専門職 増山 均
2023年9月2日(土)
30 10:00-12:00 学校福祉演習(1) 実践研究報告会(1) 鈴木 庸裕/山本 敏郎
31 13:00-15:00 学校福祉演習(2) 実践研究報告会(2) 鈴木 庸裕/山本 敏郎
32 15:15-17:15 総括討論 【シンポジウム】学校福祉のための多職種協働 鈴木 庸裕/山本 敏郎

※学習内容、担当教員等はやむを得ない事情により変更する場合がございます

修了試験 + 交流会

2023年9月9日(土)

ZOOMによるオンライン配信

10時00分~12時30分(予定)

履修証明書発行

「履修証明制度」とは?

社会人などを対象とした新しい履修・学習の証明制度です。
2007年度の学校教育法改正によって誕生した制度で、大学などが一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し、修了者に対して、法に基づく履修証明書(Certificate)を交付する制度です。
本学が指定する科目群を履修することで、特定分野の学習を体系的に行ったことが認証されます。

◆当プログラム修了要件

・全講義を受講し、実践研究報告会で報告すること
・修了試験(学校福祉にかかわる論述)を受験し、合格すること

◆修了証

修了要件を満たした方には、学校教育法に基づく履修証明制度により、日本福祉大学より「履修証明書(学校福祉)」を授与します。
日本福祉大学による単位認定はありません。

オンデマンド配信のみの受講

学校福祉2023のオンデマンド講義のみでも受講可能です。
自分のペースで少しずつ勉強していきたい方や、演習(会場集合型)の参加が難しい方は、是非ご利用ください。

受講者の声

どんな機関に所属していようと、どのような専門職であろうと、それぞれの専門性で用いる用語が異なろうと、「子どもを応援する機関や人がどれだけたくさん集まるか」「集まったひとたちが、子ども側にどれだけ立ち切って、会話できるか」が結局のところ一番大切と改めて気が付きました。

(スクールソーシャルワーカー 50代)

受講を通して、子どもたちのために日々心を砕き、奮闘されている仲間が増えた気がして、とても心強くなりました。今回のプログラムを受講して本当によかったです。

(放課後児童会補助員 40代)

福祉教育にとって地域、人との関わりが重要で、ボランティア等、実践を通して、共に社会について考えていくことの重要性が分りました。

(スクールソーシャルワーカー 50代)

それぞれの仕事の枠を破るわけではなく、重なりをみつけて、さまざまなお立場の方と手を組んで子どもの育ちを見守っていきたいと思いました。

(訪問相談員 30代)

それぞれの分野の重要性を学ぶことで一緒に仕事をしている職種の理解が深まりました。

(総合援助 30代)

問い合わせ・申込先

日本福祉大学社会福祉総合研修センター

〒460-0012 名古屋市中区千代田5-22-35