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お知らせ・活動報告

看護実践研究センター「保健・医療・福祉における多職種連携シンポジウム」を開催しました

2024年02月19日

 2024年度2月17日に東海キャンパスにおいて、日本福祉大学看護実践研究センター「保健・医療・福祉における多職種連携シンポジウム」を開催いたしました。看護実践研究センターでは、2015年の開設以来、多職種連携に関するシンポジウムを毎年開催しています。

 今年度は、多職種連携教育に焦点をあて、本学の社会福祉学部、健康科学部、看護学部の4年生が共に精神保健医療福祉領域の合同事例検討を行うといった、本学の特色ある多職種連携教育プログラムに関する取り組み状況を報告いただきました。

 各学部の担当者から、このプログラム実施に至るプロセスや、学生アンケート結果からの分析やフィードバックの内容により、それぞれの専門領域における「共通点」「違い」がみられた内容について報告を行い、現段階で示されるプログラムの有効性について説明がなされました。

 シンポジストからの報告を受けて、全体討論では、現在取り組みを行っている本学の学部間の連携から更に臨床現場も交えた多職種連携教育の可能性についても意見が交わされ、今後の多職種連携教育についての示唆が得られた機会となりました。

報告タイトル

  1. 「精神保健福祉医療領域のIPE教育実践 ことはじめとこれまで」
    社会福祉学部 大谷京子 氏
  2. 「多職種連携での事例検討の結果―RIPLSと学生のアンケートに基づくテキスト分析―」
    社会福祉学部 安藤佳珠子 氏
  3. 「動画を用いた精神保健医療福祉領域の多職種連携教育プログラムの効果」
    健康科学部 中村泰久 氏
  4. 「精神看護学に多職種連携教育を取り入れて」
    看護学部 古澤亜矢子 氏

座長

看護実践研究センター長 看護学部 白尾久美子
福祉経営学部 上山崎悦代 氏

参加者アンケートより(抜粋)

  • 専門分野による言葉の違いを感じることができ大変興味深かった。学生にとって異なる学部教員からの教えを受ける機会があることも意義のあることだと感じた。
  • 時代が求める多職種連携について、学生の葛藤や学びが臨床に出た時の活躍に繋がって欲しいと思いました。
  • 教育の視点としての成果をカテゴリー別に解説されたことがとてもわかりやすく、精神保健医療以外の連携・協働の促進にも活用できると思いました。
  • 大学で多職種連携を学んだ学生が、ゆくゆく臨床現場に入り、知識を上の世代に伝えて頂くことで連携の輪が広がっていくと素晴らしいと思いながら拝聴いたしました。