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お知らせ・活動報告

看護実践研究センター公開プログラム「メンタルヘルスケア サービスと人材管理を両立させる看護管理」を開催しました

2021年07月15日

 日本福祉大学看護実践研究センターは、地域に開かれた大学を目指して、看護学部の特色を生かした地域連携・地域貢献を実践し、研究することを目的として2015年に開設し、看護実践における研修プログラムを開講しています。

 7月9日(金)に看護実践研究センター公開プログラム メンタルヘルスケア「サービスと人材管理を両立させる看護管理」(講師:浜松医科大学医学部附属病院 副病院長兼看護局長 佐々木菜名代様)を日本福祉大学東海キャンパスにて開催し、当日は、病院の看護管理を担う看護職の方30名に参加いただきました。

 看護管理者が新人看護師だった頃の職場環境と比較して、現代はワークライフバランス重視などといった働き方に対する考え方の変化のほか、産休・育休・時短勤務・介護など個人を取り巻く状況は様々となっています。こうした状況を「多様性」として尊重することを第一として、病院で勤務する看護職者の背景、経験も様々な中で、看護現場における人材管理、働き方改革のため、現状の問題点を認識したうえで、業務時間内で成果を出すためのゴール設定、看護業務の効率化の工夫など、講師の佐々木様が実際に実践されてきた事例を紹介していただきました。看護管理とは、看護管理者が何でもできる人を目指すのではなく、伴走者として取り組み、孤独や負担を抱えないためのものであることを講義の最後に締めくくられました。

参加者からの感想(抜粋)

〇自分の気持ちを楽にして頑張ろうと思えました。色々なヒントがもらえました。早速現場で実践してみようと思います。「~するべき」ではなく、多様性として受け入れて考えていきたいです。

〇講師の話はとても納得できるものでした。スタッフとのかかわりなど参考にさせていただきます。他病院での取り組みなど知らないことを聞けて参考になりました。

〇相手に合わせた指導、助言をすることやオールラウンダーではなくその人の得意な部分を伸ばし、得意でないところはほかのスタッフに助けてもらえるような人材となればよいことを伝えてきましたが、このやり方は間違っていないと実感できました。とても興味深く拝聴しました。

日本福祉大学看護実践研究センターでは、看護学部の特色を生かした公開プログラムを開催しています。2021年度の開催は以下よりご案内しています。

看護実践研究センター 研修・公開講座のご案内