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<開催終了>

 日本福祉大学は創立50周年を迎えた2003年に、韓国・延世大学と交流協定を締結し、研究交流を中心として相互理解を深める多面的な取り組み進めています。その一環として、2006年から毎年、日本と韓国で交互に「日韓定期シンポジウム」を開催しています。今回の第6回シンポジウムは「日本と韓国の医療・福祉政策研究の最新動向」を統一テーマとして、日本と韓国でそれぞれ2009年、2008年に生じた政権交代が両国の医療・介護・家族政策に与えた影響等について、日本側・韓国側それぞれ4人の研究者が、多面的に検討します。
 歴史的・国際的には、日本と韓国の医療・介護・家族政策は先進国の中でもっとも類似していますが、近年はその違いも大きくなっています。全体的に言えば、日本では「部分改革」(または改革の停滞)が目立つのに対して、韓国では大胆な改革がスピーディーに(日本的基準ではやや拙速に)行われる傾向があります。それだけに両国の研究者・政策担当者が相手国の政策(研究)から学べることは多いと思います。この問題に興味のある多くの皆様が参加されることを期待しています。

日時:2011年1112日(土)9:00-18:00
場所:日本福祉大学名古屋キャンパス北館8階(8ABC)

○開会式:(9:00-9:20)

(日本)加藤幸雄(日本福祉大学学長)
(韓国)秦基南(延世大学)

○第一部:医療政策(9:30-13:00)

*医療政策と医療市場におけるイノベーション

(日本)二木立(日本福祉大学) :「新成長戦略」中のライフイノベーションプログラムの批判的検討
(韓国)秦基南(延世大学) :韓国の医療市場におけるイノベーション

*ケースミックス(支払い)方式の医療政策・マネジメントへの応用

(日本)伏見清秀(東京医科歯科大学) :DPCを用いた地域医療提供体制の評価
(韓国)丁炯先(延世大学) :韓国国民医療保険における新しい包括払い方式の探究

コメンテーター:(韓国)

○第二部:福祉政策(14:00-17:30)

*公的介護保険とその改革

(日本)平野隆之(日本福祉大学) :地域包括ケア指向の介護保険制度と福祉政策課題
(韓国)徐栄浚(延世大学) :韓国の公的介護保険の主要パフォーマンスと諸問題

*家族・地域社会の変貌と社会福祉政策

(日本)後藤澄江(日本福祉大学) :変貌する日本の家族とコミュニティケア政策
(韓国)゙興植(ソウル大学) :韓国における家族・コミュニティの変貌と社会福祉政策の役割

コメンテーター(日本)野口定久(日本福祉大学)

○総合討論・閉会式(17:30-18:00)

李奎植(延世大学)

◇公用語:日本語と韓国語。逐次通訳あり。

申込方法

下記参加申込フォームよりお申し込みください。

参加申し込みは終了いたしました。

会場案内図

名古屋キャンパスマップ

日本福祉大学 名古屋キャンパス

  • JR「名古屋」駅より中央本線「中津川」行きに乗車
    「鶴舞」駅下車、徒歩2分。
  • 地下鉄「名古屋」駅より、東山線「伏見」駅乗り換え、
    鶴舞線「鶴舞」駅下車、徒歩2分。

主催:日本福祉大学 アジア福祉社会開発研究センター