2018年に日本福祉大学が名古屋市より研究委託を受け、再犯防止事業(起訴猶予者に対する伴走型支援の効果検証)を行ってまいりました。今回はその成果報告の一つとして、起訴猶予処分のなかで最も数が多かった高齢者の万引きに焦点を当て、支援のあり方について考えていきます。
社会では高齢者の万引きに対し、窃盗症(クレプトマニア)に注目が当たりがちですが、実際はそれだけではありません。犯行が繰り返される背景には、時に深刻な生きづらさがあり、彼らが犯罪をしなくて済むような環境を整えるためには、地域において他職種による様々な関わり、多様なネットワークづくりが必要です。本企画では、この領域で著名な研究者である浜井氏をお迎えし、高齢者の万引きの現状と必要な支援について学ぶとともに再犯防止事業で伴走型支援のコーディネーターを担った荒川氏、地域包括支援センターの社会福祉士として様々な課題を抱える高齢者への支援を行っている田中氏をお迎えし、万引きを繰り返す高齢者を地域でいかに支えていくかを検討していきたいと思います。
日時 |
2021年 2月20日(土) 13:00~16:00 |
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開催方法 |
オンライン開催 (Zoomミーティング形式) 定員200名 |
主催 |
日本福祉大学 ソーシャルインクルージョン研究センター |
設立記念シンポジウム プログラム
開 会 13:00-13:15
挨拶 : 福田 秀志 | 日本福祉大学 副学長〔研究〕 | |
挨拶及び活動報告 : 湯原 悦子 | 日本福祉大学ソーシャルインクルージョン研究センター長 |
基調講演 13:15-14:15
高齢者の万引き -現状と求められる支援-
浜井 浩一氏 | 龍谷大学 法学部 教授 |
休 憩 14:15-14:25
シンポジウム 14:25-15:45
万引きを繰り返す高齢者を地域でいかに支えていくか -実践事例からの検討-
<シンポジスト>
湯原 悦子 | 日本福祉大学 ソーシャルインクルージョン研究センター長 | |
荒川 麻衣子氏 | くらし応援ネットワーク&愛知県地域定着支援センター | |
田中 沙弥香氏 | 名古屋市東区いきいき支援センター |
<コメンテーター>
鷲野 明美 | 日本福祉大学 福祉経営学部 准教授 |
<コーディネーター>
掛川 直之 | 日本福祉大学 ソーシャルインクルージョン研究センター 客員研究所員 |
閉 会 15:45-16:00
挨拶 : 藤原 正範 | 日本福祉大学 ソーシャルインクルージョン研究センター 研究フェロー |
参加申し込み方法
参加料金
無料
申し込み方法
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《個人情報の取り扱いについて》
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申し込み締切
2021年2月17日(水)
◆申し込み完了後、入力いただいたアドレス宛にシンポジウム受付メールが届きます。
受講時の注意事項
◆インターネット回線速度及び、パソコン・Zoomアプリの操作方法についてはご自身で確認をお願いいたします。当日、回線やパソコンの不具合により万一受講ができない場合でも、日程変更は承ることはできません。
◆Zoomのアドレスは、シンポジウム申し込み時のメールアドレスに2月17日(水)に送信します。
届かない場合には、2月19日(金)問合せ時間内までに、ご連絡くださいますようお願いいたします。
問い合わせ先
日本福祉大学研究課
(ソーシャルインクルージョン研究センター事務局)
TEL:090-4855-3590(平日10:00 ~ 17:00)
Email: kenkyu_event@ml.n-fukushi.ac.jp